青
裾がほつれて見えた背が
肉と肉の階段で
下品な電話のベルが、奥
腹を据えた人が、塩
清め、病気と和解して
結婚できぬと言っていた
出来ぬと言わせる苦しみよ
鎖の時計が錆びわたり、
赤
頭皮で発芽するような
朝を迎えて、もどれぬ、師走
童話に耳をもがれるような
泥泥、甘、ペイ
ああ
ファンファーレ、蝿
外気
外に出ろと
言わずと知れた婆が言い
ひたり、背中ににじり寄る
肺が痛いと有名大が
ヴィジョン、ニート、有名大
首長松木
ヴァン、ヴァンと横断歩道の真中で、日本人を悔恨、恨
顎がなくて、持久戦、
長すぎ、オーダー何分前よ
家族で、円を、囲んで、さい箸、スワンの首と鉄火巻き
松木が泣いたあの駅で、被り物たる、首、梨、着崩れ、道化の松木
南無阿弥陀仏といやフォンが
茶封筒なんて、
ダサすぎ、ライブで右足、なんども踏むな
黄土
毛皮を拾ったその先で
夢が途方にくれたような
巫女が、タッセル振るような
皿を8枚、切るような
蛍光、体内あぶらに浸し、癖
厚くお粉を圧した顔に時代遅れのスーツが踊る
土地改良に躍起です、モノポリーがほんとにちかく
被
鳥やモツ屋を梯子して、
見切り発車の繁華街、すみ
一つまみ分のそこがどうも涼しくて、
鉄の匂いの間欠泉、饒舌、巻き舌、午後7時
あかい冠、もてあそび
切られた髪のけ額につけて
あかい冠、もてあそび
突風で切れた額が髪を食い
0
詩的な造作とおっしゃった
女は此れかとうな垂れた
ペンキが白く、湧き上がり
見たくもないのに模られ、
キャメラのレンズに蜘蛛が這い
背中の骨を蟻、巣食う
皺皺、雛鳥、タイヤ跡
臍上、さらりと油揚
ブルーシートの利便性
末恐ろしき、古い舟
夕日と湿気で喜劇など、あほうさらして、0を踏む
白
おちゃらけた光を吸って陶器
さびしい花瓶の水の音を固体、気体、と線で割る
敷いた石の隙間に胆石を置いて、
王手、などとよく言ったものだ
一月初めの心意気を持たねばよいのだと、
20本も映画ばかり覧と、覧
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