赤い花を飲み込む。

猫田サカナ

452文字

私の淀みです。排泄です。きちゃないものです。生きるために淀みを出します。

言葉を飲み込むことしか、私は知らなかった。

 

だって、それしか教わらなかったんだもの。

 

愛されることを、私は知らなかった。

 

だって、そんなの教わらなかったんだもの。

 

時々、腕に、赤い花を散らした。

 

それは、自分で考えました。

 

だって、何も、何も教わらなかったんだもの。

 

生きていくことを、生きていく術を、愛すことを、愛される術を。

 

全部、自分で考えました。

 

腕に、赤い花を散らした。

 

私の腕には、お似合いだと思いました。

 

たくさん、たくさん、散らしました。

 

穴も、あけたくて。

 

模様も、入れたくて。

 

私の身体は、キャンパスのようで。

 

ああ、なんて綺麗な、赤い花。

 

ああ、なんて綺麗な、模様。

 

散れ、赤い花。

 

私の、身体に。

 

散れ、赤い花。

2011年1月13日公開

© 2011 猫田サカナ

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