新潮2017年3月号
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高樹のぶ子「格闘」が今号から連載開始。小説家と柔道家の愛についての話だとか。
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野田秀樹の長篇戯曲「足跡姫 時代錯誤冬幽霊」は、最期を看取るほど親密だった18代目中村勘三郎(2012年没)に捧げた作品。
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ほか創作に諏訪哲史、円城塔、滝口悠生。
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瀬戸内寂聴と梯久美子の対談では、島尾敏雄・ミホ夫妻の狂気と愛、さらには作家の業を語り合う。
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小野正嗣はジャンフランコ・ロージ監督によるイタリア映画『海は燃えている』をめぐっての随想を寄せた。
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川本直のナサニエル・ウエスト論も。
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エセーでは八戸市長・小林眞による「八戸市を「本のまち」に」が注目。以前はめにゅーでも取り上げた「本のまち構想」について書いていると思われる。
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ほかエセーに来田亮二、矢野利裕、栗原俊秀。
文學界2017年3月号
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「当事者だけが知る 芥川賞の真実」と題した70ページの特集が目玉。最新受賞者である山下澄人へのインタビュー(聞き手:佐々木敦)や新たに選考委員となった吉田修一へのインタビュー、さらに羽田圭介×村田沙耶香の対談や、又吉直樹への独占インタビューなど充実の内容。
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創作に石原慎太郎、荻野アンナ、小谷野敦、佐藤モニカ。
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特別原稿として柴崎友香、関口涼子。
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評論では安藤礼二による西幾多郎論が注目。
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エセーは野崎歓、深田晃司、増田聡といった面々。
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山崎ナオコーラの連載コラム「墓参記」が今号で最終回を迎えた。
群像2017年3月号
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今号の注目は、なんといっても三島由紀夫の未発表インタビューの抄録だろう。自決9ヶ月前に収録された80分にもおよぶもので、TBS社内で先ごろ発見されたものだ。山中剛史による解説や、TBSプロデューサー小島英人による発見の経緯を記した文章もあわせて掲載されている。
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上記インタビュー中で三島がたびたび言及していた自伝的評論「太陽と鉄」も全文掲載。
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創作では、滝口悠生の長篇「高架線」(350枚)が一挙掲載。
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随筆に白崎映美、小山太一、古谷田奈月、二宮敦人。
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連載陣では、保苅瑞穂の「モンテーニュの書斎」が今号で最終回となる。
すばる2017年3月号
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特集は「声と文学」。管啓次郎、木村友祐、温又柔、姜信子、中村和恵の5名による掌編や、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ×小野正嗣、関口涼子×金子奈美の2つの対談、そして古川日出男×柴田元幸×伊藤比呂美による鼎談が掲載。
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創作は山崎ナオコーラと木村紅美。
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大澤真幸による「三島由紀夫論」が今号から新連載。
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中沢新一の講演「名古屋 大須ダイバー」の載録も。
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エセーに柴田聡子、中川龍太郎。
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田中慎弥×柴崎友香という風変わりな対談も。
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カフカ賞受賞作家・閻連科による遠藤周作への手紙も注目。
以上、2017年2月発売の4誌について概観をお伝えした。
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