2016年8月30日(火)、熊本県益城町の益城mini図書館が閉館した。mini図書館は、春の熊本地震で被災した益城町図書館のかわりにオープンしたプレハブハウス内の仮設図書館だったが、その役割を終えたという判断だ。益城町図書館は10月から再開館する見込みとなっている。

益城mini図書館がオープンしたのは、6月11日のことだった。その際にもこちらの記事で取り上げたが、蔵書が被害を受けるなど益城町図書館の再開が難しい状況だったために誕生したものだ。mini図書館にはわずか300冊の本しか陳列されなかったものの、被災直後には数少ない娯楽として町民に安らぎを与えたことだろう。親子向けのおはなし会も開催されており、災害時にも文化と教育を守ろうという図書館の姿勢が垣間見える理想的な施設だったといえる。

このたびmini図書館の閉館がきまったのは、益城町図書館の再開の目処が立ったためだ。8月25日の公式Facebookにおいて、以下のようなコメントが投稿されている。

 
9月に入ってからは早速、14万冊にのぼる図書館の蔵書点検作業が行われているようだ。

結果的に益城mini図書館はわずか2ヶ月半だけの臨時図書館となったが、小さな子供たちをはじめとして訪れた人々の記憶にはずっと残り続けるに違いない。新しい益城町図書館の活動にも期待したい。