Cry for the No Moon

九芽 英

242文字

泣きながら一気に書きました。今夜のお話。

月が無い

 

いつかそんな日が来る事は

予期していたはずじゃなかったのか

 

いつまでもそこに居続けると

期待していたのか

 

その姿を見る事が出来なかったくらいで

こんなにも嘆くのなら

 

美しく満ちた月を

どうして我が物にしようとしなかった

お前はただ待ち続けていただけだったじゃないか

 

 

貴方は有明の彼方に姿を隠した

しかし愚かなお前は

必ずもう一度会えるとまた期待する

 

でもそれは本当に?

 

あぁ! 星なら幾らでも見えるのになぁ!

2018年9月10日公開

© 2018 九芽 英

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