河上・海上でもガタガタ揺れる為に軽いアトラクション感を感じる東京モノレールに、浜松町から乗る事3駅、「流通センター駅」に私が降り立ったのは午後3時前の事であった。つまり私は文学フリマには終りの約2時間しか滞在していない事になるが、その2時間でも密度濃く見聞を広める事が出来た。

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第二展示場の入り口である。

 

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2階に上がり破滅派のブースに着く。イの4番、目立つ角席であった。破滅派の最新号「縄文特集。」に、CDやカンバッジ、今日マチ子さんがデザインしたステッカー、そして目玉の破滅派Tシャツ「はめT」が並ぶ。

 

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会場内は大よそこんな感じである。これが2階分だから、相当の人手がある事が分るだろう。しかし文学フリマ初心者の私、何をすれば良いか分からない。ぐるぐる回ってみた。

 

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西国分寺にあるクルミドコーヒーが出店していた。文学的な味わいである。

 

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歩き回り、回り歩き、何冊か気になる本を見つけ、一期一会の気分で数冊購入。模索舎タコシェIRA等にも出している所もあるかも知れないが、大体の本は「ここ」でしか買えないのだから、巡り甲斐がある。

一階につき対面して12列、二階合わせれば24列、およそ760の出店がある。760店の人々が、それぞれ自らが文学と信じるものを売り出す。そこには様々な出会いがあるだろう。

 

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閉場時間が迫ってきても人々は減る気配を見せない。

 

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嬉しい事に、私の名前を指定して来てくれた人もいる。色々な人と不定形な会い方が出来るのもフリマの良い所だろう。

 

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午後5時、撤収の時間がやって来た。名残惜しいが、次回を楽しみに撤収する。アンケートに記入しているのは我らが破滅派主宰の高橋文樹氏である。

 

文学フリマはとても懐の広い場所であった。「文学」を通じて新しい世界や体感を得たいなら、ここは良い場所である。次回、第24回文学フリマ東京は2017年5月7日開催である。またの機会を楽しみにしよう。