株式会社鎌倉新書が主催する「第9回今は亡きあの人へ伝えたい言葉コンテスト」が開催。

 「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」コンテストは、無縁社会が話題となる時代だからこそ、人と人との温かなつながりを多くの人に伝えたいという想いから2010年にスタート。今年9回目を迎える。「あの人」へ伝えたい感謝の気持ち、共に過ごした思い出の情景、未練の残る言葉、そして最近話したかったことなどを手紙に綴った形式で400文字~1000文字程度の作品を募集。選ばれた作品は、書籍『今は亡きあの人へ伝えたい言葉9』として出版される予定。

 代表取締役会長CEOの清水祐孝氏と「今は亡きあの人へ伝えたい」言葉実行委員会と共に、審査員をフリーアナウンサーの堀井美香、文学YouTuberのベルが務める。2023年11月23日より募集を開始していて、募集締め切りは5月末。

 堀井は「もっとありがとうを伝えたかった。ちゃんとごめんねと謝りたかった。胸に残ったままになっている言葉をしたためることで、一歩前に進み、今の自分をもっと大切にしようと思えるのかもしれません。お一人お一人に様々な出来事や人生があったことかと思います。そのかけがえのない時間に寄り添いたい。長い歴史のあるこの取り組みに、今回初めての参加となりますが、皆様の想いにしっかりと繋がりたいと思っております」とコメント。

 ベルは「〝終活〟をテーマにした文芸作品が増える中、私自身も親の健康問題をリアルに考える年齢に達しました。この〝死生観〟に関心が高まるタイミングで審査員に選んでいただき、大変光栄です。これまで多くの作品を書評し、読者として楽しんできましたが、審査員としての役割は初めての挑戦です。今までの経験を生かし、真摯に臨んでまいります。唯一の懸念は、私が書簡形式に弱いため、涙腺崩壊してしまうのではないかということです…(笑)とにかく、みなさまの魂のこもった作品の応募を心待ちにしております!どうぞよろしくお願いいたします」と初の審査員に対する意気込みを述べている。

 選考結果は9月頃に発表予定。金賞には、賞金10万円、銀賞(2人)に賞金3万円、銅賞(5人)に賞金1万円、がそれぞれ贈られる。また、同様に書籍『今は亡きあの人へ伝えたい言葉9』が一冊ずつ進呈される。佳作も数作選ばれる予定。