岩手県盛岡市のもりおか啄木・賢治青春館では、4月21日から7月8日まで第79回企画展として「啄木漂泊の旅 ~啄木とぶんきょう-たかく飛んだ!26年ーより」を開催する。

岩手県が誇る全国的詩人としての一面と、奔放な学生時代や浪費と生活苦などの一面、大衆から隠されていた大逆事件を探る先見性を持つジャーナリストとしての一面など、様々な面を持つ石川啄木。彼の人生は、岩手県の渋民に始まり、盛岡、函館、札幌、小樽、東京と、点々と各地に足跡を残す漂泊の人生でもあった。

企画展「啄木漂白の旅」は、そんな石川啄木の足跡と詩をパネル展示形式で辿りながら、石川啄木と時代の関係を探っていくものとなっている。また期間中の5月19日には、石川啄木を扱った小説「北帰行」で文藝賞を受賞した外岡秀俊氏によるギャラリートークも行われる。近年改めて注目を浴びている石川啄木をより深く知ることができる企画展となりそうだ。

企画展「啄木漂泊の旅 ~啄木とぶんきょう-たかく飛んだ!26年ーより」は4月21日から7月8日までもりおか啄木・賢治青春館で開催される。詳しい情報は下記サイトを参照のこと。