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自然遺産がだめなら文化遺産にすればいいじゃない。観光資源の開発は多くの人々の屍で舗装されている。破滅派合評『世界遺産』参加作品。
途絶派を主宰する鷹橋は生活保護を受ける友人・海野優斗の頼みで「マネーロンダリング」を一年近くに渡って行なっていた。どうしようもなく爛れた関係の、無理矢理にでもBLと呼ぶしかない、そんなギリギリの…
毎週8000字くらい書くのも慣れてきました。
少女が見る、この世の終わり。それは切なさとともにやってきて、でも無慈悲で——2018年7月破滅派合評会「明日世界が確実に滅びるとして」参加作品。
※破滅派5月度合評会応募作品。
砂漠の小さなオアシスの村で、サラは金のために体を売っていた。魂の脱け殻のように過ごしていたサラだが、幼い頃はもっと幸せだったと思い出す。幼馴染みのイルカとの幸せな日々。だがその幸せは長くは続かな…
※合評会2023年3月応募分
冬になると思い出す、身を焼くようなあの甘酸い儀式の記憶。僕は淳(ジュン)。中学二年生。特技は書道。今年もお父さんの実家にやってきた。お年玉目当てというのは表向きの動機。誰にでも秘密はある。こんな…
2019年9月合評会「地元」参加作品。
コケシが45歳でマッチングアプリ彼氏を作るまでの記録 ―男性の気を引くプロフィール写真とは―
たまたまターゲットにされた芥川賞作家。これといった恨みはないが、なにせタイトルが「ルサンチマン鼎談」ですから。
関東大震災直後の朝鮮人虐殺を怒りの詩で表現した萩原朔太郎。ドイツにおけるホロコーストの歴史と食卓の上の名産ワイン。百年の時を経て、歴史と現在を繋ぐゆるやかな思考の先。
二〇一九年、私は母の介護を始めた。母がパーキンソン病になったのである。二〇二五年問題を先取りする形ではじまった私の介護記録。
ここまで来られただけで、きっともう充分すぎるほどに幸せだったのだろう。そう信じることにして、私は大切な世界に別れを告げた。 全てを失っても、貴方は隣に居てくれた。
2022年7月合評会応募作。 夫を亡くした美千代は彼の残した写真を手に世界遺産のハロン湾へと赴く。
コケシが45歳でマッチングアプリ彼氏を作るまでの記録 ―アプリ登録以前―
薬中パラノイアのヒモ男は、長々とした独白と共に「今までの人生でとっておきにビザールな女」の話を始める。
『文壇のアイドル・リサちゃんがツーショットチャットルームを開設したよ! みんな気軽に遊びに来てね♪』 2001年に執筆された綿矢りさの処女作「インストール」のオマージュ短編。破滅派13号原稿募…
破滅派は同人サークルから出発していまや出版社となりました。
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