以前お伝えしたのですが、破滅派は先日電子書籍書き出し機能を実装しました。これは破滅派の連載を電子書籍にまとめるという機能です。

「電子書籍にまとまったからといったなんなのだ」と思う向きもあるかもしれませんが、この電子書籍はAmazonのKDPというサービスで販売されます。早速第一号として『方舟謝肉祭』をリリースしました。

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

電子書籍をリリースするためには破滅派編集部による審査が必要ですし、まだマニュアルも整備されていませんが、徐々に周知を進めていきます。当面の目標は2015年8月までに10冊をリリースすることです。

そこで、一緒に電子書籍を売るという売文業に邁進してくれる方を募集します!

興味のある方はtwitterやコメント、Facebookなどでご連絡ください。

基本的な留意事項

技術的な詳細はおいおい「よくある質問」を充実させていくとして、売上が発生する以上、事前にお伝えしておくべきことがあります。

対象は作品集

破滅派には作品集という機能があり、複数の投稿をひとまとめにすることができます。この作品集に表紙画像を乗っけて説明文を書くと、「ハイ、電子書籍のできあがり!」となります。

なぜ作品集に限定しているかというと……

  • ある程度のボリューム(20,000文字以上)ないと、買いたいと思わないのではないだろうか
  • 明らかに適当に書き散らした作品の販売代行はめんどうなのでやりたくない

などの理由があります。作品集の作り方については長編を掲載したいのですがを参照してください。

ちなみに、販売を開始した作品集は指定の話数以降読めなくなります。『方舟謝肉祭』では、15話以降、文章が途切れて読めなくなります。

第19話は途中までしか読めない

第19話は途中までしか読めない

これは「当初は無料でWeb公開にして、流行ったら有料にする」というモデルがいいのではないかという仮説に基づいてそうしています。

著者取り分は50%

Amazonで独占販売を行うと7割が収入として入ってくるのですが、2割は破滅派が販売代行手数料としていただきます。この根付はわりと適当につけたのですが、それほど悪い数字ではないと思います。

電子書籍販売代行サービス利用規約には「ロイヤリティの28.5%を破滅派が貰う」と書いてありますが、これはAmazonからの支払い(ロイヤリティ)が必ずしも販売価格と同じではない(セール時など)ためです。

基本的な原則は「著者に売り上げの半分が入る」です。

Kindle以外での公開を禁止

いろんなサービスに目移りするのはわからなくもないのですが、とりあえずKindleでがんばろうというのが最初のルールです。

もちろん、販売先を増やせば売り上げも増えるのですが、無名な著者による文芸作品の問題点は「そもそも売れない」という点にあります。たとえあなたが東野圭吾ならば、販売先ごとに条件を変えて全体的な売り上げ増やすという戦略も取れるでしょうが、そもそも売り上げが少ない場合(または存在しない場合)、販売先を変えても手間が増えるだけで全体的な売り上げはほとんど変わりません。月の売り上げが500円が700円になるぐらいの変化はあるかもしれませんが。

また、Kindleには幾つかの販促用サービス・キャンペーンがあるのですが、その中の幾つかはKindleでの独占販売を条件としています。

したがって、破滅派でKindleデビューする場合、「iBooks StoreやKoboでも売ろう!」ということはできません。もちろん、これは一時的な措置であり、今後は変わっていく可能性があります。

値段は一律、原稿用紙1枚2円

値段はとりあえず原稿用紙1枚2円として破滅派編集部が勝手に決めます。これは一時的な措置であるため、今後変わる可能性があります。

第1号として出版してみた『方舟謝肉祭』は400字詰原稿用紙で600枚以上あるので、1,200円超となってしまいました……

どのような作品なら安くてもよいのか? 対象読者の年齢層によって値段を変えるべきか? などなど、わからないことはたくさんあるので、そうしたいくつもの難問に立ち向かうべく「とりあえず1枚2円」という設定にしています。

販売には審査が必要

販売を開始するためには作品集の編集画面で「販売申請する」というチェックボックスを入れれば販売できます。

これは管理者用の画面なので、実際は少し異なります。

これは管理者用の画面なので、実際は少し異なります。

販売するには次のルールを守っていただく必要があります。

  • 質の高低を問わず、「文芸作品」であること
  • その作品集が完結していること
  • 表紙画像、あらすじなどがすでに用意されていること
  • 盗作ではないこと、他社の著作権を尊重していること(当たり前ですが)
  • 最低限のボリュームを持っていること
  • 他者の尊厳を著しく傷つけていないこと
  • なんらかの理由で破滅派編集部が出版に値しないと思わないこと

申請が許可された場合は販売を開始し、販売開始になった時点でご連絡します。また、申請が却下された場合、よほど悪質でなければその理由を説明しますので、修正するなりしていただければ何度でもトライできます。

まだ売り上げリポート機能を作っていない

Kindleでの販売実績がなかったので、どのようなリポートが来るのかわからないという状況でしたので、まだ「売り上げリポート」がありません。

できれば週次でリポートを登録して、それを皆さんが自由に確認できるのがベストだと思っています。

また、支払いサイクルも月次で勝手に振り込まれるのがいいんじゃないかと思うのですが、これもどうするか決めていません。しばらくは手作業で行います。

ePub作成機能だけの提供はしない

電子書籍販売をはじめるにあたり、「特定のコンテンツをまとめてそれをePubに一括変換する機能」を作りました。これはけっこうすごいのではないかと自負しています。また、ストア販売代行を行って料率50%というのもそんなに悪くないのでは、と思っています。

こういう場合、次のような利用方法が考えられます。

  • 破滅派でePubを書き出してよそで売る
  • 情報商材などを「文芸作品」と言い張って売る

こうした場合、編集部の独断と偏見でボツにします。ePub作成機能自体はGithubで公開しているので、そちらをご利用ください(まだドキュメントはありません)

単に電子書籍を販売したいというだけであれば、BCCKSパブーといった素晴らしいサービスがありますので、そちらのご利用をお勧めします。

最後に

破滅派で電子書籍販売を行うというのはある意味宿願でした。同人である私を含め、ひたすらに作品を書きまくってその対価を得る生活に邁進する準備ができたといえます。

まだまだ発展途上ではありますが、本気で文芸作品を売っていこうと思っている方はぜひご参加下さい。ご意見はコメント欄、twitter(@hametuha)、facebookまで!