空に一機の飛行機が飛んでいる。その飛行機は羽が上下に二枚ついていている形のものだった。ライトフライヤー型、いや今もまだあれをライトフライヤー型というのかどうか、私は詳しくないので知らない。その飛行機が青くて広大な空を飛んでいた。飛行機のお尻からは霧状になった薬液のようなものが散布されていた。あれはワクチンだ。何度となく繰り返されるワクチン散布だ。あれを浴びて私達はもう。
「ああああ」
僕はゾンビだった。ゾンビとして郊外に広がっている畑と自然の森の合流部みたいな、草深い所に住んでいた。幸いにしてそこには水源となる小川と湖、それから一軒の小屋が、ボートハウスの様なものがあって、そこにベットなんかもあったのでなんとなく暮らしていけていた。また世界同時多発的にワールドウォーZ、ワールドワイドウォーみたいになったので、人口の減少、人間の分布地の縮小なんかもあったりして、誰も来ないというのもありがたい事であった。だからまあ不便ではあるものの、まあ不便なりに暮らしていけていた。
それに、
「ああああ」
自分一人だけではないというのもよかった。自分の前にはもう一人、れいこというゾンビがいた。僕たちは二人で、長い間、実際どれくらい経ったのかはもうわからない。そのボートハウスで暮らしていた。食料は自給自足、広大な畑の端っこの方、もう誰も来なくなった、手をつけなくなった場所を耕し直してそこに畑に落ちてた朽ちかけの野菜を植えた。半ばあきらめていたが、植物の力というのはすごい。ちゃんと育ってそれが今日に至るまで僕たちの食物となってる。湖も長い間誰も手をつけなくなったから、誰も来なくなったからか、魚、イワナとかヤマメがブラックバスのように居た。人間に対しての警戒感も無いのか簡単な罠、筒に入ったら出れなくなるやつ、記憶を頼りに見様見真似に作ったそれで、すぐに捕まえられた。貴重なたんぱく源だ。また滅多にないが、たまに病気なのかあるいはそれらもゾンビになりかけているのか、森の中に動物なんかも迷い込んできた。それらも捕まえれるものは捕まえて、とりあえず殺して血を抜いて食べた。最初は病気とかそういうのが心配だったが、そもそもゾンビだ。ゾンビ以上に強い病原菌なんてないらしい。食べたらちゃんとおいしかった。そうしてずっと誰にも知られず僕たちは暮らしていけていた。それで僕は満足だった。将来的にどうなるのか不安はあったが、でもそれは考えてもわからないし、どうしようもない。なるようにしかならない。そう思っていた。
「ああああ」
だからとりあえず今日も二人で、畑に野菜の収穫に行き、湖の魚をとらえ、塩漬けにして保存している肉を調理して。残った時間は二人で外で焚火でもしながらウッドチェアに座って、放棄されて誰もいなくなった町のコンビニに残っていたホワイトリカーに梅を入れて作った梅酒でも飲みながら、静かに暮らしていけば。何事もなく終わっていけたら。
「ああああ」
「・・・」
しかし自分の前を歩いていたれいこは、突然歩くのをやめて空を眺めた。それから振り返り、
「礼さん」
と、人語で話しかけてきた。
「ああああ?」
「礼さん、ちょっとそれタンマで」
「・・・ああ?」
「礼さん」
「・・・れいこ、外で人語はダメだって。何処に誰がいるかわからないんだから。外ではゾンビでいないと。用心することに越したことは」
こういう世界になってわかったが、ゾンビという事で助かる面は多い。例えば同じゾンビには襲われない。もしそれが人間だったら逃げていく。今住んでるこの場所には自分達以外のゾンビも人間も来ないが、それでも用心はしておかなくてはいけない。と思う。そう言う取り決めを最初にボートハウスに住むときに決めた。いつ何があるかわからないから。食べ物だって一気に食べるというのはやめようという事になった。保存したりしようって。
「礼さん、あれ、飛行機。あの飛行機が散布しているんです。ワクチンを。私達はもうゾンビじゃないんです」
れいこはそういってまた空を見上げた。すでに飛行機はどこかに飛び去ってしまっていた。だからもう一度僕の方を見て、服を、腕を掴んで、
「町に、閉鎖されたゲートのあるあの場所に行こう。私達はもうゾンビじゃない。受け入れてくれる。受け入れてもらえるよ」
そう息巻く彼女の、れいこの目は血走っていた。興奮しすぎだと思った。ゾンビの因子によるものだ。
「ねえ、れいこいったん落ち着こう」
「礼さんはいいんですか!このままで。ずっとこのままで!」
「落ち着いて、ね、落ち着いて」
彼女をなだめることで、結局その日は一日が終わった。
「このままなの!一生このままなの!?」
れいこはボロボロと泣きながらそう叫んでいた。僕はそれを抱きしめて必死でなだめた。噛みつかれたり、引っ掛かれたりした。それでも僕はれいこを離さなかった。れいこの頭に自分の顔を押し付けて。
「大丈夫。大丈夫だから」
洗っていない頭皮の匂いがした。
嗚咽を漏らして泣き出したれいこをボートハウスに連れ戻してベッドを寝かせてから、一人、焚火の前に座ってお酒を飲んだ。お酒は梅酒ではなくウイスキーにした。放棄された町のスーパーに残っていたウイスキーだ。もしかしたら高級品なのかもしれないが、人間だったころそういうものの価値とかを学ばなかったし、夜な夜なザギンとかギロッポンとか麻布十番とかに繰り出していたわけでも無かったので構わず飲んだ。まあ、ぐいっとグラスを開けるとかは出来ない。ちびちびと舐める様な感じなるけど。
人間の世界への憧憬。
焚火の火を見ながら思った。あるだろうけどなあ。そらあるだろうけどなあ。僕とれいこがゾンビだった状態からこうして意識を取り戻したのはおそらくれいこが言う通り、飛行機から散布されているワクチンの効果によるものだろうけど。
「・・・ああ・・・」
しかしそれで人間に戻って、スイッチをオンオフするみたいにゾンビだった頃の記憶が無くなるわけではない。ゾンビだった頃の記憶もあった。ゾンビだった頃の行いが無くなったわけではなかった。それを思い出すたびに恐怖に襲われる。後悔に苛まれる。慚愧の念に包まれる。死にたく。死にたくなる。
人を、人間を食べた。
人であれば誰かれかまわず、ゾンビでなければ誰かれかまわず襲い掛かった。飛びかかった。相手の恐怖に染まった顔。その顔にかぶりついた。生きた人間の顔の肉を噛み切り咀嚼して食べた。泣いてるモノもいた。女もいた。子供も。逃げ遅れたり、ミスを犯した人間を食べた。例外なく食べた。皆で襲い掛かった。自分の取り分を確保するために首を捥いで脳みそを啜ったり、腕をねじ切ったり、腹を掻っ捌いて内臓の取り合いをしたりした。その中には自分の大事な人もいた。親もいた。恋人も。子供も。食べた。皆残らず。僕自身も、れいこも。
そんな事をしておいて、人間外、人外の所業だ。そんな事をしておいてゾンビじゃなくなったら、散布されたワクチンで人間に戻ったら、戻ったからってまた、そこにその世界に?
「戻る?戻るなんて」
そんな事が出来るか?そこで、よしんば戻ったとして、戻れたとしてどういう顔して生きていけばいいんだろう?人間を食べたことがある。むしゃむしゃと咀嚼したことがある。脳みそを啜ったり臓器の取り合いをしたことがある。ゾンビだったから仕方ない?ゾンビになっていたんだから仕方ない?仕方ない?忘れるしかない?忘れられる?忘れられるだろうか?忘れる?忘れていいんだろうか?自分が食べてきた相手の事。自分が殺して食べた相手の事。
「・・・礼さん・・・」
声がして、ボートハウスの入り口を見ると、れいこが立っていた。
「おはよう。大丈夫?」
何でもないふりをして笑って応じた。自分はもうお酒を飲んでるよ。そういうアピールのつもりでグラスをちょっと宙にあげて見せた。
「私も飲みます」
れいこは一旦室内に戻って、グラスとあと豚の燻製肉を切ったもの、ヤマメの酢漬け、それにチーズを盆にのせて出てきた。僕は彼女の座る所に干してあったラグマットを敷いた。
「カンパーイ!」
「いえーい!」
それから二人で楽しくウイスキーを飲んだ。楽しく飲むにはウイスキーの生はちょっと濃い。濃かった。お互いに水源から組んできた水で割りながら、樽のオイニ―がするねーとか、芳醇だねーとか言い合いながら。馬鹿みたいに。焚火にくべる薪はその日一日では使い切れない程あった。食べ物だって。一日では消費しきれない程に備蓄していた。
少し経ったら野菜のピクルスとかも出してきてそれも食べながら、僕とれいこはずっと楽しくお酒を飲んだ。それぞれ漬け方を微妙に変えたキュウリとパプリカのピクルス。キャベツのサワークラウト。ナスの漬物。塩を多めにしたり、酢を多めにしたり、砂糖を多めにしたり、鷹の爪を入れてみたり、昆布を入れてみたり、ゆずを入れてみたり。
「スイカの皮もメロンの皮もこうすると食べれるんだなあ」
「凄いよねえ。それにちゃんとおいしいだから」
やってみるまで不安だったスイカやメロンの皮の漬物。それらも出してきて食べてみた。味がしょんでいて、お酒がすすんだ。
楽しい晩餐だった。こんな晩餐がずっと、毎日こうだったらと思った。僕もれいこも終始笑っていた。
晩餐を終えると、お湯を沸かして大きな桶に入れ川の水で薄めつつそれぞれがそれぞれ湯あみをした。一人で沸かして薄めてってやると大変なので、それぞれに付き人の様な存在が必要なのだ。こういうのも二人いるおかげで大分楽だった。
その後、一緒のベッドに入ってSEXをした。れいこは快楽に耐える時背中に爪を立てる癖がある。今日もそれがあって、ああ、ちゃんとやれてるんだな。と思った。
「明日、町に、ゲートに行こう」
「え?」
「人間の世界に戻ろう」
「そんな、いいの?」
うん。いい。いいよ。れいこはそれを望んでいるんでしょう?
まだ日が昇る前に、二人準備をしてボートハウスを出て町に向かった。歩いている間どちらからともなく手を繋いだ。
ああ、いい。いい天気だ。旅立ちにはいい日だろうか。
「あれ見て!」
れいこが繋いでいない方の手で空を差した。そこに、飛行機が飛んでいた。その日もワクチンを散布していた。
町の時事ニュース
本日未明、町のゲートの前に二体のゾンビが現れました。しかしゲートの突破がされることはなく、またこちらの隊員に被害もありませんでした。二体のゾンビはその場ですぐに頭部を打ち抜いて射殺されました。死体はその場で焼き払われたので、二次災害等の発生も心配ないとの事です。完全に息の根を止めたことを確認後、隊員によって郊外に埋められました。
千本松由季 投稿者 | 2021-05-21 02:19
新参者です。よろしくお願いします。
将来のことが分からず不安、という気持ちがよく伝わってきました。ラストも非常に悲しい。あのまま湖の所に幸せに暮らしていればよかったのかも知れない、でもそれは誰にも分からない。
文法の「揺れ」があるのは好きでした。言葉が繰り返されるのも、いい感じでした。
ワクチンは普通の人間が浴びてもゾンビになるのかな?
小林TKG 投稿者 | 2021-05-21 06:48
感想いただきましてありがとうございます。
不安感とか出てましたか?うれしいです。個人的な話なんですけど、これの一個前の合評会に出した自分の話が、自分の中でバット振りきれなかった、無念!っていうのがあって、だから、
「今回は大丈夫だろうか?ドキドキ」
っていうのが出たのかもしれません。
あと言葉を繰り返し使ってるのは単にあれです。文字数稼ぎですww。合評会に出品される皆さんの話って大抵ちょっと文字数多めなんです。だから私も多い方がいいかなって思って。はい。すいません。いい感じの理由じゃなくて。
あと、新参者と言えば私もまだ新参者ですから、こちらこそです。よろしくお願いいたします。
鈴木 沢雉 投稿者 | 2021-05-21 12:48
今回はゾンビものが多そうですね(笑)
ゾンビものを書いたことはないですが、料理の仕方が色々あって面白そうです。
本作は終始ほのぼの系で一服の清涼剤といったたたずまいでした。
野菜や果物や魚はいいとして、塩漬けや酢漬けは結構大量の塩や酢を使うだろうに、どうやって調達したのかがちょっと気になりました。放棄されたコンビニやスーパーからかき集めた?
小林TKG 投稿者 | 2021-05-23 02:33
感想いただきましてありがとうございます。
で、さっそくなんですけども、塩と酢についての考察。えーっと、私は何も考えてませんww。はい。このように鈴木さんに言われて、あー、確かに―。ってなりましたww。
という訳で塩と酢についての考察は鈴木さんの案で行きます。はい。全採用で。はい。よろしくお願いします。m(__)m
わく 投稿者 | 2021-05-22 21:48
私はゾンビ関連の映画やドラマをあまり見たことがありませんでしたが、個人的にはいつも「ゾンビになって生きながらえれるなら、それはそれで良いんじゃないかなあ」と勝手に思っていました。
そんな考えを裏打ちしてくれるような発想の作品でした。
とはいえ、人を食べてしまったという罪もあるわけで、単純にゾンビ生活万歳というわけでもないので、そのバランスがこの作品の肝のようにも思えました。
小林TKG 投稿者 | 2021-05-23 02:41
感想いただきましてありがとうございます。
本当にありがとうございます。
で、あのー、せっかくわくさんからこうして感想いただいたんで、一つ、その、わくさんにご報告というか・・・。
ワクチンっていう今回の合評会のテーマが発表された時からずっと、わくさんの綽名かな?っていうのが頭にありまして。はい。それで話を書いてみようかなとか、なんか血迷った事を考えてました。すいませんでした。
本当にすいませんでした。
まあ結果、私って全くコミュニティ力とかもないんで、その案は流れてこうして違う話を書けたんで、よかったです。はい。
という訳で、その御報告だけ。はい。すいません。感想返信文で長々と。
曾根崎十三 投稿者 | 2021-05-25 11:23
「体はゾンビ、心は人間!」みたいな状態なのですね。葛藤良いですね。言葉を急に発するシーンで引き込まれました。
空から撒かれているワクチンと思っている物も、主人公たちがそう思いこんでるだけで、実はゾンビを殺すための消毒液か、おびき寄せて殺すための薬かと思いました。深読みでしょうか。
あと、重箱の隅ですが、三点リーダは二つでセットだったと思います。
小林TKG 投稿者 | 2021-05-25 23:19
感想いただきましてありがとうございます。
破滅派に来て合評会というこの集いに参加させてもらうようになってからというもの、時々それらの感想群の中に、
「妄想だと思った」
みたいな、言の葉がある様な気がしまして。はい。で、そう言うのを見てるうちに、
「ああ、私はもしかして生真面目になりすぎてるのかも。そら読む人によっていろんな解釈があってもいいよなあ。確かに」
と思いまして。だもんで今回の話では、あれが何なのか、どうなのか?みたいなのはなるべく書かないようにしました。
ワクチンかもしれないし、そうじゃなく毒薬かもしれないし、そもそもほんとに飛行機が飛んでるのかどうかももう全部読んでいただく方にお任せしております。はい。
あと三点リーダの件のご指摘もありがとうございます。でも今まで使ったことないんですよね。三点リーダ。
古戯都十全 投稿者 | 2021-05-26 22:34
ゾンビとして人を食べたときの記憶を思い出す、というアイディアが面白いです。ロメロの「ゾンビ」が人間のときの習性でショッピングモールに集まってくるのと逆ですね。
ゾンビのときと人間のときの食事の様子がいい対比になっていると思います。
小林TKG 投稿者 | 2021-05-27 14:45
感想いただきましてありがとうございます。
へー、だからショッピングモールに集まるんですねゾンビって。習性って言うなら、私はとにかく家に帰ろうとするでしょうね。家大好きだから。
食事の対比とか全然考えてませんでしたww。ただただ、文字稼ぎたくて最近たまにやる自炊行為の事を書いただけでした。ですからホントありがとうございます。他人に勧める時それ言います。
大猫 投稿者 | 2021-05-28 20:17
古い話で恐縮ですが、「妖怪人間ベム」を思い出す怪作でした。
いたわりあって愛し合って、希望を持って帰ってきた二人が結局ゾンビとして消滅させられるくだりは悲しいですね。ゾンビとは、人間とは、何が違うのか、なぜ消されるのか、をもっと深く追求していればなお良かったと思いました。
小林TKG 投稿者 | 2021-05-29 19:19
感想いただきましてありがとうございます。
時事ニュースの部分は最後に思いついた項目になるんですよ。破滅派なのに、このままではいけないぞ。って思って。何かこう、非情な感じになるにはどうしたら?と。そしたらああなりました。はい。イメージとしてはウィル・スミスのアイアムレジェンドの映画の最後のシーンの所。そこで撃たれるみたいな。なんか、そう言う感じで。はい。それが思いついた喜びで書きました。という訳で、深く追求とかあれでしたね。全くしてないですねえ。えへへ。
諏訪真 投稿者 | 2021-05-30 00:01
なんか読んでるとすごくお腹が空くくらいよく食べてて、しかも私よりも生き生きしてるからゾンビなのかどうか疑わしくなるほどで、やっぱり快復してるんじゃないかと思ったんですが、最後を見るとやはりゾンビなのか、あるいは実は快復してるけど人間側の事情でゾンビだということにして処分していたのか。
いろいろな想像ができることが面白いなと。
小林TKG 投稿者 | 2021-05-30 13:50
感想いただきましてありがとうございます。
この話を書いてる時、ちょうど、ちょうどって言うか今もそうなんですけども、
「ナスの浅漬けにわさびの風味が付かない!どうしたらいいんだ!この野郎!このナス野郎!」
って、ナスの浅漬けをわさび風味にしたい、でも出来ない。なんか知らないけどわさびの風味が付かない。単なるちょっとしょっぱいナスになってしまう。くそ野郎!ナス野郎!って言う葛藤がありまして。まあ今もあるんですけど。そんな経緯から、沢山食べ物を出す話になりました。ええ。ですから読んでてお腹が空いたというのは、偶然です。すいませんいたずらにお腹を空かせてしまって。
Fujiki 投稿者 | 2021-05-30 12:23
ゾンビ・アポカリプスという終末的な状況と、ゆるい地の文で語られる礼さんとれいこののどかな日常のギャップがミソ。どことなく『ウォーム・ボディーズ』を彷彿とさせる。問答無用で射殺ならそもそもワクチン散布する意味あるの? とか、本当はワクチンには既にゾンビ化した人間を人間に戻す治癒的な効果はなくて、効いているってのは主人公たちの主観の中だけだったってことかな? とか、書かれていない部分についていろいろ考えさせられた。最初の段落だけ一人称が私なのはれいこの視点だから?
小林TKG 投稿者 | 2021-05-30 14:09
感想いただきましてありがとうございます。
ウォーム・ボディーズ気になったので調べました。そしたら出てきたAmazonのページの下の、この映画が好きな人はこんなんもおすすめですよ。って言う所にアバウトアボーイが出てきて、私アバウトアボーイが好きなんで、どうした?って見たら、ウォームボディーズの主役の人がどうやらアバウトアボーイの子役の人らしく、
「うああああ!」
ってなりました。ありがとうございます。偶然とはいえこんな再会の仕方があるのかと驚いた次第です。シャマラン氏のサインだったら、これはもう間違いなくサインだと考える感じです。ウィル・スミスのアイアムレジェンドで言えば、神の声を聞いたみたいな。あ、あと最初の段落だけ一人称が違うのは、その通りです。あれだけれいこの目線だからです。
諏訪靖彦 投稿者 | 2021-05-30 20:36
いつもの小林さんのなんのこっちゃが薄まり(それはそれでとっても好きなのですが)、きちんと構成された良作だと思いました。ゾンビとなり人間界とは距離をおくも戻りたくなってしまう。この世界観の話ではなく他にも色々当てはまりそうですね。
小林TKG 投稿者 | 2021-05-31 14:50
感想いただきましてありがとうございます。
そうなんです。そうなんですって言うのも変なのかもしれないんですけども。
というのも、前回の合評会のモータースポーツで私は自作においてバットを振りきれなかったという感情がありまして。ええ。だから今回は多少、構えたんです。準備しました。
ただまあ、なんのこっちゃ感は薄まりましたよね。自分でもわかります。破滅派なのに日和ったものを書いたような気がしたりしてます。と、いう事は、なんのこっちゃ感が私にとっての破滅派感!?
でもなあ、前回みたいなのは正直堪えるんですよねww。
Juan.B 編集者 | 2021-05-30 22:34
ゾンビにもゾンビの生活があるという当然のことを再確認させられる。ワクチンの意味があるのか、最終場面や、ゾンビなのかそうでないのかということも含めて、彼らの生きた証を噛み締めたいと思います。別に人間だって水虫だったりワキガだったりする人は居るし、そもそも脳みそが腐ってる人間も多い。きっといつか仲良くなれるはずだ。
小林TKG 投稿者 | 2021-05-31 15:02
感想いただきましてありがとうございます。
正直あれですよね。人類が気軽に宇宙旅行に行けるようになっても、そのいつかはまだ来ないような気がしますけどもね。はい。いや、どうなんだろ。わからないですけども。あるいは一時のガンとかで余命いくばくも無い映画乱発するみたいな感じで消費されるかな。
波野發作 投稿者 | 2021-05-31 16:13
ゾンビ状態から人間に戻っていくというのは珍しく、面白かったです。オチもよかった。ワクチンは治療薬ではないことを認識しているのかどうなのかは聞いてみたかったけど、オチまで読んだらどうでもよくなったw
小林TKG 投稿者 | 2021-05-31 18:58
感想いただきましてありがとうございます。
ゾンビから人間に戻るのってそんなにないんですかね?正直私もあんまり知らないんで。ええ。ゾンビって言ったらもう殺される奴しか見たことないから。ゾンビが殺すか、ゾンビが殺されるか。みたいなのしか見たことないんで。ええ。折しもちょうど、ネトフリでアーミーオブザデッドとかも配信されてて、Twitter上でなんか盛り上がってます。なんか二時間半あるんで、ちょっと日和って観てないんですけども。