岡本尊文とその時代(三十一)

岡本尊文とその時代(第31話)

吉田柚葉

小説

2,375文字

それは、偶然を装った形で、あなたにその存在を気づかせます。

「0件!」

宮崎氏が素頓狂な声を上げた。

「消してしまったのかな……。」

と私は言った。

「消していません。まさか、消す筈が無い……。」

しきりに宮崎氏は「消していません。」を連呼した。私はどうする事も出来なかった。ただ、空恐ろしい感じがした。

2019年7月17日公開

作品集『岡本尊文とその時代』第31話 (全41話)

岡本尊文とその時代

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© 2019 吉田柚葉

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