2016年6月に製作開始をアナウンスされていた「漱石アンドロイド」が、12月10日(土)開催の「夏目漱石国際シンポジウム」において、ついに一般公開される。同イベントでは「漱石国際エッセーコンテスト」の表彰式も行われる予定で、そこでの自己紹介が記念すべきデビューの舞台となる予定だ。
文豪・夏目漱石をアンドロイド化する「漱石アンドロイド」プロジェクトは、漱石の母校である二松學舎大学が漱石の古巣・朝日新聞社の協力を得て進めていたものだ。開発が発表された際にははめにゅーでも取り上げたので、記憶にある読者も多いのではないだろうか。
このプロジェクトの目標はただアンドロイドを作ることだけではない。実際の教育現場で朗読や講演の再現を行う計画もあるなど、漱石の姿を文字どおり立体的に浮かび上がらせる文学的な試みとなっている。その本気度は、漱石の孫としてお馴染みの漫画批評家・夏目房之介や、米朝アンドロイドの製作で一躍時の人となったロボット学者・石黒浩が協力者として名を連ねていることからも窺えるはずだ。
当日は表彰式・シンポジウムともに入場無料(事前予約も不要)となっているので、興味のある人は気軽に訪れてみてはいかがだろうか。なお、漱石アンドロイドの初お目見えは一足早く8日(木)に開かれる記者会見で行われる予定なので、写真だけでもまず見たいという人は8日・9日のニュースもチェックしておくとよいだろう。
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