短編から長編まで、多彩なジャンルのフィクションが揃っています。破滅派らしい物語をお楽しみください。
編者による異言――序に代えて
首都高速の高架下、ずぶ濡れになった女が泣きながら歩いている。キャリアウーマンらしい女が代官山のマンションに帰ると、そこには背の高い美男子が。全編七五調で書かれた衝撃のヒップホップ小説。
最終話
作品集『フィフティ・イージー・ピーセス』収録作。
画家のデスティニーさん〈1〉
好きって何? ちょっと気まぐれでそそっかしい大学生のしおりが、今日もどうしようもないことで苦悩する。女の子はいつだって苦悩する生き物なのだ。
読み切り掌編作品。子供の頃考えていた結婚について、大人の自分がふと思い出したことを書いてみました。
量子力学と朱子学は非常に似ている。「気」を「粒子」とすれば、ほとんどそのままである
人間ってどこまでも難儀な生き物である。言語の不自由さに生きづらさを感じながらも、言語に依存しながら身体を作っていかなければならないのだ。そして、気づいたときには、取り返しもつかないくらいに、いび…
この世界は、そのままでは耐えがたい代物だ。だから俺には月が要る。 ――カミュ「カリギュラ」より
ナルキッソスはギリシア神話の中でも著名だが、その話についてはいくつかの説がある。盲目の予言者テイレシアースは占って「己を知らないままでいれば、長生きできるであろう」と予言した。
孵らない うん ねえ うん 僕らはどの言葉でしゃべっているの ノート ノート あとは少しばかりのうたの言葉 うた そう
こういうのあるから電車の運転手はキツイなあと思い書きました。
海がテーマだからこういうのも考えていたよ②。
「ああどうしようもない! どうしようもない!」と誰もが叫ぶ街がある。
近かったようで遠くの存在へ。 親近感は当時のものでも、もう、あの時と同じという訳にはいかない。 2人の時間と気持ちの分岐点。 そんな場面の一幕となっております。
卒業をテーマにした短編小説です。初投稿ですが読んでいただけると幸いです。
今回はエせーに逃げずに、久々に書いた短い小説なんですけど、 あの、告知用のtwitter作ったんですけど、どうやってプロフィールの欄に設定すればいいんですかね。 個人的に凄く好きな話です。お…
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