正義について

世界の存在と人間について(第4話)

山雪翔太

エセー

411文字

白鳥類は、人間それぞれが持つ正義について語る。

 正義について

 正義のヒーローという物がこの世にはある。人がピンチの時に颯爽と駆けつけ、賞賛され去っていく。そんな者だ。

 だが私は人それぞれの正義があって良いと思う。

 正義、と定義付けると曖昧になるが、要は人が持つ自らの良心の事だ。

 人間は基本的に良いとされる事をしたがる。それは人間自体が持つ罪悪感を避ける為だ。

 人はそれぞれの正義を必ず持っている。持っていないと思っていても、それは他の誰かの正義に押しつぶされているだけだ。

 自らの固有の正義を尊重する事が大切であり、それは他人に干渉されてはいけない。

 また他人と正義がぶつかりあう事もある。そういう時は、一度自分の正義を見つめ直し、「正義とは何ぞ」と問わなくてはならない。

 そしてその相手の正義を見つめて、自分の間違った正義は修正していく必要がある。

 そうする事でお互いに自らを高め合う事が出来る。

 人の正義に押しつぶされてはいけない。

 常に自分に意識を向け、自分を見つめる事が重要である。

2023年4月29日公開

作品集『世界の存在と人間について』第4話 (全6話)

© 2023 山雪翔太

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