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牡蠣とアレルギー

曾根崎十三

アレルギーでもあなたは優しくなでた(※元ネタを馬鹿しているわけではありません。大好きです)

エセー

2,135文字

エッセイ? エッセイっていうかもはやいにしえのブログみたいな内容なんですけど、今、広島旅行に来てまして。

私は昔から牡蠣を食べるとなんかむずむずするんですよね。牡蠣のあの独特の苦味のせいだとずっと思ってました。ビリビリするというか。痺れるというか。喉に違和感があるというか。牡蠣ってそういう食べ物なんやな、くらいに思ってました。しかしながら、その話をしてもマジで誰からも共感されない。なんでわからんねん、と漠然と思って生きてきたんですけど、これひょっとしたら自分がマイノリティなんかな?と思って。ふと。ほんまにふと。マジで数ヶ月前に「もしかして、これアレルギーちゃう?」と思って調べたら、それっぽい。素人判断ですけど。だって喉めちゃくちゃムズムズするし。いっぱい食べたらムズムズ通り越して熱いし。数年前にオイスターバー行った日にはヤバかったですね。ムズムズが。病は気からって言うんでプラシーボ効果かもしれないですけど。アレルギーや!って思うからアレルギーぽくなってるだけで。とはいえ、そもそも親が牡蠣アレルギーなんで結構濃厚な可能性かも。牡蠣だけにね。牡蠣って濃厚な味わいしてるしね。いや、気付けよ。親が牡蠣アレルギーの時点で。

で、まぁ今、広島旅行で宮島にいるんですけど、牡蠣食べまして。旦那が牡蠣好きなんで。そういえば、オイスターバー行ったのも旦那でした。なんかあの時確かギブアップしたな。その時も「牡蠣って食べたら痺れるやん。いっぱい食べたら蓄積されるし」って言ったら「え? 何それ」って言われた。私、別に牡蠣嫌いじゃないんですよ。あるなら食べるし。誘われても食べるし。食べたらダメージを受けるだけで。

最初に焼き牡蠣を食べたんですよね。まぁ、牡蠣!って感じでした。焼いた汁とかも飲んで美味しかったです。普通にムズムズしたので「多分軽度のアレルギーやと思う」ってとりあえず旦那に申告しました。「へぇ。そんなんあんの?」いや、あるやろ。ググったら出てくるて。でもまぁ牡蠣好きな人に牡蠣のネガキャンしたくないんで、そのまま会話を終えまして。っていうか牡蠣屋の前でアレルギーとか言うなやと思った。我ながら。

その後、しばらく観光して、また牡蠣屋があって限定の生牡蠣があったんですよね。限定! 良い響き。限定って言われたらまぁ買いますよね。焼き牡蠣から2時間は空いてたと思います。もちろん旦那は「食べよう!」と言うわけです。まぁ2時間空いてるし大丈夫やろと思って食べました。ちょっとまだ喉むずむずしてるけど。

めちゃくちゃ美味しかったんですよね。今までの人生の中で食べた生牡蠣の中で一番美味しかった。マジで感動した。広島で食ったもので一番美味しい。ほんまに。生なのに臭みが全くなくて、するんといけた。10個くらい一気に食べれるんちゃうか?ってくらい、するんとしてた。そのくせ、牡蠣の旨みはある。オイスターソースって美味しいですよね。あれの原液ってこんな感じなんやろうな、みたいな。こんなするんといけるなら余裕やろ、むずむずせんのちゃうん?と思った。思ったんです。

しました。

っていうか、過去一むずむずしました。喉熱いし。痒いし。いろいろ。一粒で。たった一粒しか食べてへんのに。っていうかその前に焼き牡蠣食ってるから蓄積されてんのか? 喉の違和感がマジでずっとある。これもう一撃いったらマジであかんのちゃうん? と思いながら歩いてましたね。宮島の商店街を。しかも旦那は「牡蠣食べ比べしたいなー。生牡蠣ないかなー」とか言ってる。やめろ。内心めちゃくちゃヒヤヒヤしてた。いや、でも食べたいしな。めちゃくちゃ美味かったから。食べ比べはしたい。私も。でもダメージを受けている。でも、蕁麻疹とかでてないし、呼吸も苦しくないから、あと五撃くらいはいけるんちゃうか? 知らんけど。マジで私はダメージには一切言及せず、しかしながらダメージを喰らい続けながら楽しく観光を進めました。良いね。宮島。小学校の修学旅行以来に来たけど。鹿もいっぱいいるしね。幸い生牡蠣はもうどこにも売ってませんでした。あの1店舗でも限定品だったしね。なので牡蠣連チャンはこれにてストップしたのであった。

人生一美味い牡蠣は人生一ダメージがデカかった。

ちなみにもう今9時間くらい経って、昼ご飯も晩ご飯も摂ってめちゃくちゃ久しぶりに飲酒もしてるんですけど、現在進行形でまだむずむずしてる。どうでも良いけど、アレルギーの対策って摂取しないことらしいですね。いっぱいとったら悪化する可能性あるとか。まぁ美味しいもの食べて死ぬならええか、とも思うけど、こんな下らん自業自得の理由で死んで医療現場を逼迫させて周囲の人間関係悪化させるのも嫌だなとも思うので、しばらく牡蠣はやめとこうかなとも思うんですけど、でも、やっぱり勧められたら食べると思う。

そういうわけで、皆さん、私に牡蠣を勧めないでください。あと、美味しいものを食べて死ぬにしてもあまり人の迷惑にならないようにしましょう。曾根崎との約束です。

あと、宮島の生牡蠣は世界一美味いので体に負担がかからない人は食べてください。お勧めです。

 

追記:そういえばよく考えたら晩ご飯に牡蠣フライ入ってた。

© 2026 曾根崎十三 ( 2026年7月7日公開

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