高橋文樹の投稿一覧 221件

  1. 紙上大兄皇子の死(ちっさめろん解説に代えて) ちっさめろん / エセー

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 1,828文字

    紙上大兄皇子の死 高橋文樹 『ちっさめろん』は破滅派同人紙上大兄皇子かみのうえのおおえのおうじの遺作である。長らく破滅派の中心的な執筆陣に名を連ねていた彼は二〇一五年、霊的な存在としてなんとか命…

  2. 加曽利貝塚訪問記 縄文小説集 / ルポ

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 2,992文字

    日本最大級の貝塚である加曽利貝塚を訪問した。火おこし体験の他、縄文の生活を知るに足る情報が満載の場所なので、縄文小説を書きたいと思う紳士淑女はぜひ足を運んでみることをお勧めしたい。

  3. 板付遺跡訪問記 縄文小説集 / ルポ

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 1,048文字

    縄文小説ワークショップの一環として、第一回文学フリマ福岡に参加する傍ら、板付遺跡を訪問してきた。

  4. 縄文小説参考文献『原人ダアア』レビュー 縄文小説集 / 評論

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 2,510文字

    本稿は破滅派主催の縄文小説ワークショップの参考文献レビューである。エドモン・アロークール著『原人ダアア』を取り上げる。

  5. 村上春樹について語るとき、僕が語ること メタメタな時代の曖昧な私の文学 / エセー

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 8,037文字

    およそ文学に携わる者において、村上春樹についていうべきことはなにもないという人はいないだろう。「村上? 龍だろ。春樹? 角川だろ」とか、そういうことは言ってるんじゃない。本稿では、現時点の日本人…

  6. 第二回縄文小説ワークショップ議事録 縄文小説集 / ルポ

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 1,197文字

    2015年9月30日に第二回縄文小説ワークショップが開催された。二人しか来なかった。

  7. 兄の誇らしげな切っ先 小説

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 4,065文字

    第二回縄文小説ワークショップ参加作品。優秀な狩人の兄と、その弟の物語。結局兄は兄であり、弟は弟である。

  8. フェイタル・コネクション(5) フェイタル・コネクション / 小説

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 5,542文字

    花藤の働く会社の社長との飲み会で泥酔したタカハシは、目ざめると見知らぬホテルのスイートルームに寝ていた。記憶も定かでないまま、ホテルの部屋を眺めると床に座り込んだカントがワインを舐めている。どう…

  9. フェイタル・コネクション(4) フェイタル・コネクション / 小説

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 10,396文字

    花藤から引き受けた仕事を黙々とこなすタカハシの横で、カントは大貧民にハマりすぎて仕事をクビになっていた。プログラマーとして仕事を重ね、少しずつ退屈な人間になっていくタカハシを眺めながら、カントは…

  10. フェイタル・コネクション(3) フェイタル・コネクション / 小説

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 13,944文字

    なんだかんだで落ち着き始めたアル中との同居生活の中、ついにシンジは小説執筆のための道具であるパソコンを買いに行く。さんざん面倒な問答を繰り返した結果、秋葉原の中古屋でNECのパソコンを手に入れる…

  11. 第一回縄文小説ワークショップ議事録 縄文小説集 / ルポ

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 2,633文字

    2015年9月2日に開催された破滅派初のワークショップ『縄文小説ワークショップ』の記念すべき第一回議事録。

  12. フェイタル・コネクション(2) フェイタル・コネクション / 小説

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 11,917文字

    男三人で暮らすはずが、同居人である次雄が出て行ってしまい、アル中との二人暮らしがはじまる。家賃の契約更新に暗躍するタカハシの脇で、カントが酔いどれながら、その人懐っこさでタカハシの時間を奪ってい…

  13. 小僧のザリガニ いい曲だけど名前は知らない / 小説

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 5,285文字

    「夏の実話」をテーマにした、第二回SS合評のための掌編。幼かった私は公園で話しかけてきた年かさの男の子たちに連れられ、ザリガニの漁場を目指すが、あるトラブルに巻き込まれる。四歳か五歳の頃の記憶。…

  14. フェイタル・コネクション(1) フェイタル・コネクション / 小説

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 17,630文字

    最後は逆に、どうしようもなさにこそ人生の光芒が差す。高橋文樹が北千住で過ごした4年間を凝縮してお届けする限りなくBOTS小説。主人公タカハシは同居人の誘いによって、山谷で寝泊まりしていた男との三…

  15. 平家の女とテキストの質 メタメタな時代の曖昧な私の文学 / エセー

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 6,412文字

    「テキストの質」について語るとき、私たちはそれがなにを示しているのかについてあまり自覚していない。平家の女についての説明がそれを明らかにしてくれるだろう。

  16. 八 混沌夜 歌 and ON / 小説

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 4,632文字

    やがてモロイの前に現れたのは……「どんな音色が鳴っていた。小説は其れが一番肝要だ」全編七五調のみで書かれた衝撃のヒップホップ小説、ここに堂々完結。

  17. 七 二羽——一羽 歌 and ON / 小説

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 5,130文字

    饒舌屋が一人は居なきゃ、話が前に進まない。リリィと別れた老人の元へ、チビとデブのラッパーが二人かけよってくる。「売りが無いなど、泣き言云うな」全編七五調で書かれた衝撃のヒップホップ小説。

  18. 六 夢の後先 歌 and ON / 小説

    • 高橋文樹
    • 9年前
    • 5,386文字

    写真を手に入れたリリィは、老人モロイの探し物について尋ねる。モロイが語る過去は、横浜桜木町で軍楽隊を務めた頃の話だった。「弱さを隠す事が出来れば、其れは立派な強さだろ」全編七五調のみで書かれた衝…