人に知られぬ乙女のありき

佐藤宏

429文字

She Dwelt among the Untrodden Ways という William Wordsworth の詩です。文中には否定辞が多いのが特徴的です。肯定よりも否定のほうが人の心に与える重みがあるのでしょう。

人の通わぬ道沿いの

ドウヴの泉の脇に住む

ひとりとて誉める者なく

親しむ者とて

 

苔むす石に半ば隠れた

スミレさながら

いまだ夜空に星ひとつ

その星さながら麗しく

 

その暮らし誰知らず

亡くなってもまた

乙女はいまや奥つ城に

我が心根や誰か知る!

 

 

She dwelt among the untrodden ways,

Beside the spring of Dove

A Maiden whom there were none to praise,

And very few to love.

 

A violet by a mossy stone

Half hidden from the eye!

―Fair as a star, when only one

Is shining in the sky.

 

She lived unknown, and few could know

When Lucy ceased to be;

But she is in her grave, and, oh

The difference to me!

 

2021年4月15日公開

© 2021 佐藤宏

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