メニュー

書いてよいこと

かきすて(第31話)

吉田柚葉

そろそろ長いものを書いたほうが良いかなあと思ってます

タグ: #リアリズム文学 #純文学

小説

1,475文字

もより駅のスターバックスコーヒーでまどぎわの席につき、つめたいコーヒーをのみながら、そとのけしきをながめていた。

バスがきて、バスが往った。それが、くりかえされた。

さくやからつづくながい雨がようやくぬけた。

テーブルにはノートパソコンがおかれている。もう何時間もたつが、一文字もすすんでいない。

夫婦をテーマに、三十枚で小説を書いてくれとのことだった。

できなくはなかった。できなくはないと思ったとたん、それは書いたもおなじことであった。読者からしても、読まずして読んだもおなじだと思われた。だが、だからといって書かなければ、金にならなかった。

© 2021 吉田柚葉 ( 2021年9月11日公開

作品集『かきすて』第31話 (全40話)

かきすて

『かきすて』は2話、14話、24話を無料で読むことができます。
続きはAmazonでご利用ください。

Amazonへ行く

読み終えたらレビューしてください

みんなの評価

0.0点(0件の評価)

ログインすると、星の数によって冷酷な評価を突きつけることができます。

  0
  0
  0
  0
  0
ログインするとレビュー感想をつけられるようになります。 ログインする

著者

「書いてよいこと」をリストに追加

リスト機能とは、気になる作品をまとめておける機能です。公開と非公開が選べますので、 あなたのアンソロジーとして共有したり、お気に入りのリストとしてこっそり楽しむこともできます。


リスト機能を利用するにはログインする必要があります。

"書いてよいこと"へのコメント 0

コメントがありません。 寂しいので、ぜひコメントを残してください。

コメントを残してください

コメントをするにはユーザー登録をした上で ログインする必要があります。

作品に戻る