「ナカヨシ」
「はい」
センパイの声がする。
わたしはまどろみから這い出して、サンダルを探す。タオルケットがぐるぐるに巻き付いて苦しい。暑い。いつのまにかソファは直射日光を浴びていた。センパイは財布を手にすでに玄関ノブに手をかけていた。
「アイス買ってくるけど、いる?」
「いります」
「なに」
「ゴリゴリ君」
「ナカヨシ」
「はい」
センパイの声がする。
わたしはまどろみから這い出して、サンダルを探す。タオルケットがぐるぐるに巻き付いて苦しい。暑い。いつのまにかソファは直射日光を浴びていた。センパイは財布を手にすでに玄関ノブに手をかけていた。
「アイス買ってくるけど、いる?」
「いります」
「なに」
「ゴリゴリ君」
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