投稿一覧破滅派 4,297件

投稿を新着順に表示しています。

  1. 「ペットさん」 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 655文字

    ある日のこと、近所の道を歩いている時に奇妙な声が聞こえて足を止めた。 声は2人のようで、今まで聞いたことのない甲高い金属音のような声と、もうひとつは野太い霧笛のような声だった。 初めはその声が何…

  2. 「阿武隈川」 福島県郡山篇 (昭和48年~50年) 青春放浪 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 3,014文字

        1.猪苗代湖   僕は中学3年の後半から大学を3年で中退するまで福島県の郡山市という地方都市に住んでいました。 福島県と言えば磐梯山が有名だと思いますが、そ…

  3. ティンカーベル 小説

    • 手嶋淳
    • 11年前
    • 9,501文字

    黙々と子育てをする、ぼくのお姉ちゃん。がんばればがんばるほどに、娘への思いは重く強くなる。そしてだんなへの思いは離れていく。なんとかならんのか?

  4. 日常。(5) 日常。 / 小説

    • mina
    • 11年前
    • 1,290文字

    いつもは私があなたを待っているはずなのに 今度はあなたが私を待ってくれているみたい   ドアをノックして部屋に入るとそこには‥ 「こんにちは」 「あ、初めまして」 ガウンを着て、すっか…

  5. 「深山の怪」第一回 妖怪妖 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 717文字

    あれはいつだったかな? 昭和40年代だと思うんですが、営林署に勤めるA君から聞いた話です。   山奥に分け入る彼らの仕事は恐怖との戦いであるといいます。僕は彼らの仕事の内容に関しては全…

  6. 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 101文字

      鳥の鳴き声が聞こえたので、窓を開けてみるとベランダに親と逸れたのだろうか雀の雛がとまって鳴いている。 しばらくすると親らしき雀が1羽やって来て、雛はそのあとを追いかけて何処かに行っ…

  7. 日常。(4) 日常。 / 小説

    • mina
    • 11年前
    • 1,317文字

    「会社の休み時間にエッチなサイトを見ていたらね‥」 そう最初に言ったその人は私をお店のホーム ページを見て指名してきてくれた人だった 「君がいたんだよ、君を見つけたんだ」 その人は普段タクシーの…

  8. 日常。(3) 日常。 / 小説

    • mina
    • 11年前
    • 1,327文字

    そのおじさんはいつも「社内恋愛」コースを選ぶ人だった。このコースは1番イメクラらしくないコースで‥ でも、1番「恋人」感覚なコースなんだけどね。 「あ~また逢えて嬉しいですう」 エッチなシュチュ…

  9. 部屋がゴミ屋敷です。 ルポ

    • カスどもワロスww
    • 11年前
    • 260文字

    部屋がゴミ屋敷です。 一年半掃除しないで医学工学理学翻訳をMacでねちねち弄(もてあそびいじり )ていたら、部屋がゴミ屋敷でふと眺めたりすると簿妙は特にヤヴァいのでアコギを引きだして藤圭子『圭子…

  10. 「刺絡(SHIRAKU)」 妖怪妖 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 3,061文字

      「刺絡(SHIRAKU)」   1. 桟敷蓉子(さじきようこ)はK市にある高邑(たかむら)医院で刺絡治療を受けていた。刺絡とは皮膚と皮下の静脈を僅かに切って瀉血させる東洋…

  11. 日常。(2) 日常。 / 小説

    • mina
    • 11年前
    • 1,270文字

    kissだけで濡れることなんてないと思ってた   その日は割りとお店全体的に暇な日で、お店は個室待機のお店だからお部屋の中で1人暇を持て余していた 「 ‥ 」 買ってきた漫画も読んじゃ…

  12. 日常。(1) 日常。 / 小説

    • mina
    • 11年前
    • 1,378文字

    その人は割りと綺麗な身なりをしているんだな…と置いてある洋服や靴などでわかった   うちの店はオフィスイメクラ、要は私達女の子がOLの制服を着たイメージクラブなので コースが3通りあっ…

  13. 貪る(一) 小説

    • 芦野 和亮
    • 11年前
    • 5,419文字

    飽食とは――腹いっぱい食べて満ち足りること     「いらっしゃいませー」 コンビニに入ると同時に聞こえた店員の声を背に受け、広川は店内をズシリズシリと歩き回り、500mlペ…

  14. 日の塵 正直編 日の塵 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,261文字

     僕は、20代の頃に当時勤めていた雑誌者の編集長から、サラ金で簡単に金を借りられることを教えられました。その編集長は「飲む打つ買う」の三拍子が揃った無頼の人で、会社の金を誤魔化しては女や賭け事に…

  15. 綾瀬新撰組「水戸橋の化け物退治②」 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 915文字

    2. 翌日の朝のこと、次郎吉はいつものように銭座に出かけた。昨夜、口の大きな武士たちと出会った伊藤谷橋に差し掛かると、橋の上に2人の男が立っていた。昨夜、口の大きな男と一緒にいた男たちのようだ。…

  16. オドゥヴァル 小説

    • 手嶋淳
    • 11年前
    • 11,299文字

    ぼくは、結局、掃除するしかないと思ってる。自分が自分であることが辛い夜なんかは。

  17. 37 対談など

    • 芦野 和亮
    • 11年前
    • 2,234文字

    ――私は母になるのだ。 襲ってくる下腹部の痛みで朦朧とした意識の中、彼女は何度も自分にそう言い続けた。 もう何時間も彼女は痛みに襲われ、確実に体と心が疲労していた。 逃れることができない痛みを呪…

  18. 綾瀬新撰組「水戸橋の化け物退治①」 歴史奇譚 / 小説

    • 消雲堂
    • 11年前
    • 1,447文字

    小菅の銭座で働いている次郎吉は、銭座から自宅がある五兵衛新田への帰り道、綾瀬川にかかる伊藤谷橋のたもとに大きな口をひん曲げて橋の欄干に両手をついてぼんやりと綾瀬川を眺めている男を見た。総髪を綺麗…