その人の背中にはまるで天を目指しているような蒼い龍がいた
「背中‥」
「えっ?」
「気になるか?」
「あ‥」
「随分長いこと背中洗ってるなって思ってな‥」
「 ‥ 」
こういうお客様は別にめずらしくなかった
「昔‥これ入れるときな、」
「 ‥ 」
「龍が好きで、ほんでどうしても青い色が良
くってなぁ‥でも青い龍が良かったんだけ
ど、蒼い龍になってしまってな」
「 ? 」
「意味わからんだろうけど」
そう言っておじさんは笑った
「初めて見るワケじゃないやろ?こういうおっさん」
「 ‥ 」
そのおじさんは標準語と方言が混ざった喋り方をしていて、それでいて何だか妙に落ち着いていて‥何となく怖かった
背中の蒼い龍はただ、綺麗だった
「お前どれくらいやってんだ、この仕事」
「2年ぐらいかな‥」
「けっこう長いな、借金か?」
「 ‥ 」
「言いたくないよなぁ、こんなおっさんには‥どうでもいいんだけどな、そんなことはな」
おじさんは急に私の腕を強く掴んだ
「お前、この龍が気に入ったんやろ?」
「 ‥ 」
正直、泣きそうだった
両手を凄い力で掴まれて、体を押さえ込まれ
た。こういうとき自分が女であるということ
を思い知らされる
「肌が柔らかいなぁ」
おじさんは私の胸の間に顔をしばらく埋めていた
「 ‥ 」
そのうち私の両腕を掴んでいた、おじさんの
手の力も弱まってきて‥私は私の上にあるお
じさんの背中を触った
目で見えなくても、そこに龍があるというこ
とが解る
「よっぽど俺の龍が気に入ったみたいやな」
「だって、蒼くて綺麗だったから」
「 ‥ 」
おじさんの激しい愛撫が始まった
「んっ‥」
激しくて痛いけど、おじさんの愛撫は何とな
く優しかった
耳から首筋、鎖骨から胸、乳首、脇の下‥ベ
ロベロ舐められた
「気持ちいいか?」
「‥うん‥」
おじさんは私の下の方も舐め始めた
「あっ‥」
すごく気持ちよかった
自分でオナニーしてる時の指の動きとおじさ
んの舌づかいがソックリで私は何回もイキそ
うになった
「あっ‥ん‥いやっ‥」
「もっと気持ちよくさせてやろうか?」
おじさんの指が私の中に入った
「潮吹かせたろ」
おじさんの指は私の気持ちがいい所を探し出して‥
そこを激しく攻めた
「いやっ!あっ‥」
「気持ちいいやろ?」
「イッちゃうよっ!」
「おら、イケよ!早くっ!」
「いやぁぁ‥」
たくさん私の中から液体が出てきた
「すごいな、おもらししたみたいやな」
「 ‥ 」
ものすごく恥ずかしかった
おじさんは満足そうに笑ってた
「今度はお前が俺をイカせてくれ」
「はい‥」
おじさんは私にそう言って、私にずっとフェラチオをさせた
「 ‥ 」
不思議と辛くなかった
おじさんは私の口の中でイッた
「気持ちいいなぁ、お前のフェラチオ」
頭を軽く撫でられた
その人の背中にはまるで天を目指しているような蒼い龍がいた
初めからその背中の蒼い龍に私はヤラれてい
たのかも知れない
end
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