きもちわるい
猫の唄

 

闇に光るピカピカおめめ

 

充血し柔い肉球に私の中のをんながざわわと動き出すから
どうか耳栓を下さい
どうか
耳障りな本能の唄が聞こえてきませんように

 

満月の集会で貴方が腰に手を回すから壺の露が溢れ出ようとした
眼だけは何とか逸らして回避する煩悩
ざりりとした舌の感触が下半身を思い出させて嘔吐した
拒否反応は裏を返せばをんなの記し

 

厭だ厭だ
猫にはなりたくない

 

事を終えた後、天鵞絨のような空が広がったとしても
世界が豹変する様を見たくはもう無いから

 

春の猫の唄

 

内側から

 

聴こえるなんて

 

どうかしてるわ

 

 

 

2019年12月2日公開

作品集『夕闇通り七番街、店名は「深淵」でス。』最新話 (全7話)

© 2019 七曲カドニウム

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実験的 純文学 自由詩

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