メニュー

好きなほうを選んでいい

昏睡状態(第13話)

大川縁

生きる上での割とポジティブな詩です。一時的に些細な選択の保留をしたことで、その影響が大きくなり苦しんでいる、ということが、もしかするとあるかもしれませんが、基本的に手遅れということは死ぬ以外にはないと思うので、惰性であれ何であれ、決断は自分の意思で、といったことを書いたつもりです。

885文字

その目尻から零れる 邪推を拭ってくれ

俺は デタラメでありたいだけなのだ

怯えるお前の剥き出しになった疑惑は

どんなウィルスよりも 安全に培養できる

粘性の強い神経毒

顕微鏡をよおく覗き込んで 真っ白な目玉を満たし

落ち着かない横隔膜に教えてやろう

 

不要になった幸運のシンボルは

瞬きしながら愛想をふりまき

ビニール袋から飛び出る魔法のパン屑か

カアカアカラスの大好物

生ゴミを漁るのがお似合いだって?

ハッハ 笑わせる

 

・・・・・・

・・・・・・

 

 

いや 笑えん!

 

 

© 2016 大川縁 ( 2016年2月19日公開

作品集『昏睡状態』第13話 (全17話)

昏睡状態

『昏睡状態』は2話まで無料で読むことができます。
続きはAmazonでご利用ください。

Amazonへ行く

読み終えたらレビューしてください

みんなの評価

0.0点(0件の評価)

ログインすると、星の数によって冷酷な評価を突きつけることができます。

  0
  0
  0
  0
  0
ログインするとレビュー感想をつけられるようになります。 ログインする

著者

この作者の他の作品

この作者の人気作

「好きなほうを選んでいい」をリストに追加

リスト機能とは、気になる作品をまとめておける機能です。公開と非公開が選べますので、 あなたのアンソロジーとして共有したり、お気に入りのリストとしてこっそり楽しむこともできます。


リスト機能を利用するにはログインする必要があります。

"好きなほうを選んでいい"へのコメント 0

コメントがありません。 寂しいので、ぜひコメントを残してください。

コメントを残してください

コメントをするにはユーザー登録をした上で ログインする必要があります。

作品に戻る