テーマ「これがホンモノの日本人」(2)

moonkaguya

小説

1,729文字

考える基礎、生きる基礎

まずその1、
日本人の行動は組織立っていて秩序的である。
(確かにそうですね)

それから
個人間の関係は驚くほど誠実。
(これは間違いないです。ほかのどの国に行っても我々のような誠実な人間関係を大事にする人はいません)

3番目
日本人は完ぺき主義者
(これも全くその通り。キレーに家具を作ります。でも外国で家具の下を触ったら怪我します。そこまで。人の見ない所には手をかけない。ニッポン人はここまでキレーにする。人が見ないとこも全部キレーにする。それがニッポン人です。完ぺき主義者)

4番目
手作りが好きである
(ぼくも大好き、何でも自分で作ってみようとする。これが日本人の特性)

5番目
チームワーク意識が強い
(そりゃそうです。ひとりでやるよりもみんなで分担してひとつの事をやったほうがいい成果があらわれる事我々は知ってるわけです。だからチームワークで物事を運ぶんです)

6番目
外国のものには、開放的で、広く受け入れるのに対し、外国人に対しては排他的
(であると。そういう部分はあるかもしれないです。ただひとつは所謂なんて言うんだろ、外国のコンプレックスがあって、白人さんと、なんか、話をするのは、ちょっと気恥ずかしいとかそういう部分もあると思うんで、その辺まだ彼らは理解してない部分があると思う)

それから
イデオロギーが軽薄で頼りない
(軽薄で結構。イデオロギーなんてものにたいして意味はない。社会主義にしろ、共産主義にしろ、資本主義にしろ、所詮はカネをどう分配するかだけの話であって、そんなイデオロギーなんて頭になくて結構なんです。人間にはもっと大事なものがあるんですから)

そん次
感情的で好戦的である
(これは、たぶん、この人は、日本が第二次大戦においてやった事を念頭に置いてモノを言ってると思うんですが、本質的な日本人は好戦的ではありません。あの戦争だって、裏事情があってやらされたわけですから、こういう言い方されるのは、この人まだ分かってないなとボクは思いました)

それから
外交・経済政策において、戦略性に欠ける
(当然です。ニッポンの外交経済政策は、日本人ではない人達が支配してますから、当然ながら我々はイニシアチブを取る事が出来ません。結果として戦略性に欠ける。当たり前です。日本の支配者は日本人ではないんですから)

つぎ
合理性に欠ける
(曖昧でいんじゃないんですか、なんでもかんでも合理性でもって片づけるんじゃなくて、日本人みたいな曖昧でファジーな民族のほうが付き合いやすいんじゃないんですか)

えー
政府の力が弱く、派閥争いが目立つ
(当たり前です。与えられたリングの中だけで戦いなさいと。リングを一歩も出ちゃいけませんよという前提のもとにこの社会が成り立ってるんだから、我々の国の政府のチカラが弱くて派閥争いが目立って当たり前です)

えー
道徳観念は根本的に恥を重視し、罪悪感は重視されない
(意味が分かりません)

えー
日本人は法律が嫌いである
(そうです。嫌いです。法律なんかいらない。道徳だけで社会が守れればそれで必要ない法律なんて。それがほんとの理想の社会でしょ。法律に頼らずにみんなが自分で、道徳がなんであるか、正しい生きる道がなんであるか知ってればなんにも争う事は起きないんだから、法律なんかいらない、日本はそれに一番近いところにあった国なんです。今は法律が必要な国になりつつあります。とても悲しい事です。

という事で
グレゴリー・クラークさん、わかってる部分もあるし、分かってない部分もあると。
我々は特異な民族であって、間違いなく優秀であって誠実であって、
根本的に心が汚れてない民族なんです。「だったんです。」

それがどうも
ここんところ、そうだな、30年でおかしくなってきた
その30年の一番最初になにが起きたかっていうと。

僕がおぼえてるのは、女子高生が化粧して学校に行くようになった
それが社会的に認められてしまった
みんながみんなお化粧してマスカラつけて学校に行くようになった茶髪で
それをなんで学校は許しちゃったの?
その時点からどうも日本社会が崩れ出してきた。
その根底にはなにがあるかっていうのは僕だってまだ分析は終わってないから分からないけども
あきらかに何かがはっきり音を立てて変わりはじめた。

2023年7月9日公開

© 2023 moonkaguya

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