何もかも無くなって、残っているのは家代わりにしている、この車と五万円ぐらい いつも一緒にいた家族達もいなくなった 都心ではないけれど、一軒家を持ち、 …多分幸せに暮らしていた そう思っていたんだ…
義父が死んだと思ったら、自分の母親が肺がん末期だと判明した。
2014年11月21日の朝に見た夢の話です
この世に偽物銃あれば平和となる。
平凡を自称する男が近所にできたばかりの床屋を訪れる。好奇心から始まった床屋通いが、いつしか深刻な映画監督マリオ・マチャードの話になる。非対称会話小説。
『本当はキミに逢いにきたんじゃないんだ』 「店長、うちのお店って人妻店だよね?」 「そうですよ」 「お客さんてさー、人妻のドコが良くて来るの?」 「それはですね…、誰かのモノだからだと思いますよ…
このおたんこ茄子なんて言わないでください
ショートショート始めましたw
『ココにキミはいるのに』 最近、私が働いているお店のホームページ内のbbs、掲示板がかなり荒れ始めている 「…」 私はお客さんが「楽しかった」とか「また逢いたい」とか書き込んでくれる、その気持ち…
秋田に住んでいた頃のお話。小学校5年生の夏休みの思い出と、その消失。
何も、誰も正しいわけではない。でも、何が、誰が正しいのかは、きっと知らない。
私はもう何回もこの人にイカされている だから、好きにならないように必死で我慢している 私は『イク』と『好き』を錯覚してしまうから、だから…なんだけど、…ちょっとヘンかな? 何かイカされちゃうとそ…
いつもそうだ いつも女は俺から何だかんだって理由をつけて逃げていく 「私がいなくても大丈夫だよ」 「もう、疲れた」 「田舎に帰るね」 「ごめんね、さよなら」 『さよなら』 どうしていなくなるんだ…
感じのよい喫茶店で、男は涙をこらえる。歌詞も聞き取れないような美しい歌が、彼の過去を清算する手助けをする。音楽はいつもそんな風にしてある。
「指輪、してないんだね」 「あ、だってやっぱり…あの人に悪いから」 「そうか、その気持ちは大切にして欲しい」 「どうして?」 「…僕にも妻はいるからね、僕の妻がもし、こういう仕事をやっていたら……
本当なんだ、本当に君が好きなんだ 僕には君しかいないんだ 例え…君が僕の事を受け入れてくれなかったとしても 僕の目の前からいなくなったとしても …必ず僕は、君を見つけるから 「店長~、あのお客さ…
ex. フィクション小説「分断の地」序章
「昔、僕が学生だった頃、1番仲が良かったヤツの家に遊びに行った時に…」 その人は唐突に語り始めた 「あ…はい」 その人は気の弱そうな白髪のちょっと小太りなおじさんで 「そいつには綺麗なお姉さんが…