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百合官能小説です。短いですがよかったら読んでください。
神がねむつてゐた、その夜の過失から、ひとつの心臟だけが止め忘れられた。止まらぬ鼓動は祝福ではない。赦されぬ誤作動として、日々を打ちつづける。これは、眠れる神を起こさぬまま、ひとつの胸が差し出す冷…
幼い頃から私の言葉を塗り替えてきた父の「修正癖」その無自覚な暴力が、私に精神疾患という重りを背負わせた。
生まれなかったもの、名を持たなかったもの、触れることのできなかった愛。 その不在に、そっとひとつの文字を与えるようにして、この詩を綴った。 虚数 𝒾 と古い仮名「ヰ」とがひそかに重なりあう場…
燃やされたもののあとに降る灰を、われわれはいつから「花」と呼ぶやうになつたのか。祈りと讃美の身振りが破壊そのものを美へ変へてしまふとき、この國の空には桜ではなく、灰華がしんしんと降り積もる。
洋燈の灯りの中で溶けて解けて文字と文字とせず、綴る筆先。 掌編と散文詩のあわいに位置する作品。
健常な落ち込みが「殴られた痛み」なら、精神疾患の苦しみは「全身を縄で縛り上げられ続ける拷問」だ。性質の違う絶望を「わかる」と言われた瞬間、私は世界に絶望した。
光の世界を拒絶し、闇の中に生息する。 自らの血をインクに変え、誰にも修正されない真実を綴るためのマニフェスト。
紙の奥に、もう一枚の紙。 そのまた奥に、誰かの月。
けれど、人はどのようにして自分が相手する階段を駆け上がっているのか下っているのか理解するのだろう……。
誰にも理解されないまま、少年は瓦礫の中で1人高い塔を築く。雨の日も、風邪の日も、雪の日も。 集英社オレンジ文庫 第237回 短編小説新人賞 「あと一歩」作品
この作品はなぜ書かれたかというよりも、まあ、読んでくださればわかるでしょうが、とても大胆なことを書きましたね。
ぬくい、ぬくい、しか おもひだせない――そんな指先の記憶を、いま一度ひらいてみたい人へ。摩天楼を「ちぶさ」と訓み、蛍光燈に「ホシノナミダ」とふりがなを振る、字種のずれだけで都市と母性をひとつの語…
2026年5月合評会参加作品。世界のあちこちで理不尽な暴力に晒されている人たちが多くいる。その人たちのために無力な自分が出来ることといえば、なにがしかの寄付とか、でなければ彼らの痛みを想像するこ…
破滅派24号「人肉食」の全作品に感想を書きました。ネタバレ注意!
人は、自らの眼を、ひとりでは濡らせない。──ならば、この一雫は、誰の労働の名であるか。
祝祭の声は、いつから祈りを越えて、誰かを送り出すための声になったのか。 『化粧声』は、紅を引かれたことば、千人針を縫う母たちの手、そして「わたしの名」を呼ぶはずだった母音の震えを通して、やさし…
破滅派は同人サークルから出発していまや出版社となりました。
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