タグ: 純文学 835件

  1. 贅肉の繭にくるまれて 小説

    • 夕凪もぐら
    • 4年前
    • 10,759文字

     あなたにもできるダイエットストーリー。  太っていることは罪であろうか、それとも罰であろうか。

  2. モカブラウン 鎖骨のレイピア / 小説

    • 小雪
    • 5年前
    • 3,534文字

    学校をサボって、喫茶店を見つけた小諸桃子だったが――彼女はやはり、喫茶店に置いても生きづらかった。言葉にがんじがらめになる日々に、さよならを告げる日はいつ来るのか――読者の私は、もやもやするばか…

  3. 刻下 小説

    • 古戯都十全
    • 5年前
    • 4,252文字

    合評会2020年5月応募作。テーマ「不要不急」 通信、流通等社会的機能が麻痺し、既存の多くの国家がすでに潰えた世界における、とあるコミューン。 彼から新たな国家の建設に協力するよう迫られた私…

  4. 喫茶店 鎖骨のレイピア / 小説

    • 小雪
    • 5年前
    • 3,145文字

    ゆでたまごを三つ堪能した後、学校をサボる小諸桃子だったが、彼女は、横浜駅で、喫茶店を探すのに苦労していた。休憩する場所ひとつ探すのにも、疲れてしまうこの社会で、彼女がようやくたどり着いた場所とは…

  5. 不要不急論 小説

    • T.K
    • 5年前
    • 3,839文字

    不要不急なのは一体なんだろう。そして誰がそれを判断するのだろうか?

  6. 入学 鎖骨のレイピア / 小説

    • 小雪
    • 5年前
    • 3,323文字

    人間ってどこまでも難儀な生き物である。言語の不自由さに生きづらさを感じながらも、言語に依存しながら身体を作っていかなければならないのだ。そして、気づいたときには、取り返しもつかないくらいに、いび…

  7. スピリタス 小説

    • 小林TKG
    • 5年前
    • 2,652文字

    スピリタスのニュースを見て思いついてたんですけども、書くまでに随分と時間がかかりました。とてもかかりました。

  8. 虚空の中の愛 小説

    • 古戯都十全
    • 5年前
    • 4,076文字

    参照作品『軽蔑』(監督ジャン=リュック・ゴダール、1963年  やや倦怠気味の女優と脚本家の夫婦がプロデューサーに招かれイタリアのカプリ島に赴くが、二人の関係は徐々に悪化の道をたどる。プロデュー…

  9. ここ十年 かきすて / 小説

    • 吉田柚葉
    • 5年前
    • 2,004文字

    量子力学と朱子学は非常に似ている。「気」を「粒子」とすれば、ほとんどそのままである

  10. ウェンズデイ 小説

    • 井上 央
    • 5年前
    • 2,264文字

    多分、水曜日でない日はない。 少女はそう思い込んで背を正してみる。 青春期真っ只中の少女が織りなす、煌びやかなドタバタ青春コメディ。

  11. 第二、第四倍音(或は「野良猫4」) 小説

    • 浅羽 英一
    • 5年前
    • 2,336文字

    芸術家の魂は受け継がれて、普遍の価値は減じることはない。

  12. 一九五三 東京 小説

    • 浅野文月
    • 5年前
    • 4,012文字

    歴史に「もしも」は禁物である。しかし我々はもし過去がああであったならばと想像をしてしまう。この掌編はその一つの回答。 日本はアメリカと戦争をし、そして負けた。もし、負けもせず勝ちもせずにあの戦…

  13. 花とバケツ 小説

    • 浅野文月
    • 5年前
    • 2,107文字

    被害者の家族。加害者の家族。どちらが不幸か比べることはできるのでしょうか? 読んだ後、少しでも考えて貰えると幸いです。

  14. ジャズ・ジャイアンツの肖像 小説

    • 浅野文月
    • 5年前
    • 3,505文字

    偉大なるジャズドラマー最後のギグに接した者として、彼の思い出のために書いた掌編です。

  15. 跋文 ニュー・ハートシェイプトボックス / 小説

    • 多宇加世
    • 5年前
    • 7,790文字

     運搬可能な僕らのダンス。ひび割れた響きのダンス・ステップで、あなたも同じものを目にしてきたはずで、これからもそう。病気が書かせて踊らせた、病気に忠実なテンポで踊った小説はもう終わり。それでもず…

  16. 第十章 ニュー・ハートシェイプトボックス / 小説

    • 多宇加世
    • 5年前
    • 8,097文字

     子供の頃のように――  親に連れていかれた立食パーティーで。  カーテン。どこまで行っても。  ドレス。どこまで行っても。  緞帳。どこからどこまでが?  ――緞帳はもうとっくに上が…

  17. 第九章 ニュー・ハートシェイプトボックス / 小説

    • 多宇加世
    • 5年前
    • 8,919文字

     時間の咀嚼音に本気で耐えられぬ時、人は、いや病人の僕でさえ、こちらから時間に噛みついて、食らい尽くしてしまおうと考えるのではないだろうか? これはいわば自殺のことだ。

  18. 第八章 ニュー・ハートシェイプトボックス / 小説

    • 多宇加世
    • 5年前
    • 5,905文字

     僕はそこに腰を落ち着かせ、じっとまた首の細い巨大な猿たちを眺め、蟹の詰まったその腹のなかを想像しようとする。猿たちはみな、横一列に並んでこちらを見ている。  一、二、三、四、五。なぜ五匹もい…