短編から長編まで、多彩なジャンルのフィクションが揃っています。破滅派らしい物語をお楽しみください。
1. 一面に広がる麦の穂がそよ風に揺れている。それは緑色の海が波打っているようにも見える。耳を澄ますと遥か遠くの入道雲の奥から微かに雷の音が聞こえる。もう・・・夏も終わりである。僕…
世界はゼロじゃない。ぼくらはゼロだ。なにもない。なにもできない。持っていない。
骨が軋み尿意を催す。僕とあなたの間にずっと流れ続ける。冷蔵庫のハイネケンは冷えてる。誰のものかは忘れた。今僕しかそれを飲む人はいない。
あげぽよ。
地球を観測していた異星人の乗る調査船を襲ったアクシデントとは。「西川口NK流文学賞」大賞受賞作(当然嘘です)。二千字程のショートショートです。
チェリーボーイハンターの摩子〈3〉
革命のファファーレが鳴っているので公開します。
海がテーマだから、こういうのも考えていたよ④。原題はポロロッカ教。
その似顔絵、描かせても大丈夫ですか? 画家の目は、時にカメラよりも鋭く確かです。
人を愛する事が出来ない事に惰性していた私が初めて人を愛した人は優しくて最低な人でした。堕ちていく...愛に憎悪に
赤い教会に通う信者どもは、全ての女性の声を統合したような声で語らう。約一万字の地獄とは結局のところ一部始終に過ぎず、しかしその暗闇が、街の医学と低学年学級の歯車に石を投げて油を塗る……。
彼は自身が山羊であり続けるために、世界を山羊にした。
歯茎にできた白いやつ
自己探求の馬鹿さを堪能してください。
『地球上すべての顧客の満足――サティスファクションに貢献する』というミッションを掲げる超巨大eコマース企業・ヘルメス。ヘルメスの日本法人に勤めるエンジニア・音羽芽衣は、東アジア最大を誇る物流倉庫…
夜に怯える女の子は、今日も葵さんの布団の中で眠ります。 初投稿です。よろしくお願いします。
多発してる著名人性加害告発になんとなく不安になる男の話
破滅派は同人サークルから出発していまや出版社となりました。
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