短編から長編まで、多彩なジャンルのフィクションが揃っています。破滅派らしい物語をお楽しみください。
彼女の遺言で彼は彼の妻の脳を運んできた。意味がわからないが意味がわからないと彼は帰ってくれそうにない。彼の妻の遺した謎を解かなければならない。迷惑だ。テーマ「Uber Eats」破滅派合評への応…
人が人に物を贈っているのを見るのも、そして必要なときに受け取れないのも、全部不愉快だった。
花の下で生きると決めた日のことを思い出す。仰ぎ見た空から、彼の好きだった色が降りそそいでいた。
202X年世界はZXの波に飲み込まれ、WHOはパンデミックを宣言。日本でもZXが蔓延しつつあった。そして和久カズヒサ(高校時代のあだ名はワクチン)の自宅にもZX保菌者が訪れようとしていた。チャイ…
性の交換を夢見る人は昔からいたようですね。この小さな物語は千夜一夜物語から題材を取りました。千夜一夜物語はぶっ飛んだ想像力とエロティシズムの宝庫で長年愛読しています。画像は19世紀から20世紀に…
記憶が保存できる社会で本当に覚えていたいものは何だろう。隣にいる君を探して第1話
2024年5月合評会参加。お題は「世界の中心で〇〇を叫ぶ」。元ネタの方を観たこと読んだことがないので文字通りでお題を使いました。
店が終わると、ナオミは明日香、吉行氏と一緒に飲み直すことにした。だが運悪く、黒田と鉢合わせしてしまう。黒田に殴られ、挙句の果てに、彼が和也に押しつけた中古車の代金までナオミが出すことになる。ナオ…
2010年の春・・・僕は茨城県の下妻まで出かけた。なんつったって桜満開の花見の季節であった。 下妻には街の中心部に砂沼っていう湖くらい大きな沼がある。 この沼は何も特徴がなくて殺風…
かたんと揺れると、しらすは音楽をとめた。 でもそれは一瞬のことで、すぐにまた音楽は流れ始めた。 かたんと揺れると、しらすは音楽をとめた。 音楽はすぐにまた流れ始めた。揺れる度にしらすは息苦しそう…
最後は逆に、どうしようもなさにこそ人生の光芒が差す。高橋文樹が北千住で過ごした4年間を凝縮してお届けする限りなくBOTS小説。主人公タカハシは同居人の誘いによって、山谷で寝泊まりしていた男との三…
中国の琵琶にまつわる物語です。日本の楽琵琶とはかなり違って演奏の主役を務める楽器です。その昔、ペルシャあたりから伝わって中国経由で日本に至ったようです。ウード、リュート、ギターにも連なるこの華や…
五七調で通して書いた作品です。 息子が母に犯されます。 我ながら、よくできていると思います。
つまりなんなんだと言われても困るので聞かないでください。
ルノワール《桃》1881年、所蔵:オランジュリー美術館 1月合評会「サイコパス」応募作。
人生逆噴射文学賞佳作作品。 悔しいですねー! 社畜が逆噴射する話です。 アイキャッチはイラストACから(https://www.ac-illust.com/)。
祭の日、俳優の小野寺純は、馴染みの喫茶店にいた。店内に、自殺機について話している老人と中年男がいた。会話に耳を傾けていると、小野寺の携帯電話が鳴る。電波が入りそうな場所を探しているうちに、自殺機…
あれから三年の月日が流れた。ナオミは淳とのつきあいを続けながら、憑かれたような火遊びを続けていた。そんな折、またもや彼女の目の前に黒田が現れ、またも車を買わせようとする。絶望しかけたナオミを励ま…
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