○内容が深い、エグいという評が多いですが、それはあまり過剰に期待しない方がいいです
○言うなれば「残酷童話」のような感じ。本来ターゲットとしてる客層も児童でしょう
○むしろ話はとてもシンプルで見渡しが良く、それゆえに力強い王道的な作品です。面白いです
○最近の作品というよりは昔の、クラシックなアニメーションのような印象まで受けました
○「面白い」と言いましたが、「面白い」とは何かということについていろいろ示唆されるものがありました
○ストーリーは上記のようにシンプルなもので、この映画が席巻しているのはエンタメ作品としてよく出来ているからなのはもちろんですが、むしろ作中に含まれている、ある倫理的問題をめぐってであると思います
○もっとも倫理的問題どうこう言い出すのは野暮も野暮というべきで、むしろ、そんな言葉があるのかどうかわかりませんが非道徳的なリアリズムが魅力なのかもしれません
○この映画が面白いのは、というのは大人もハマってあまつさえ知人にも観るよう勧めるまでに至るのは、基本的に食べ物がいっぱい出て来るユーモラスな世界、最初から歌に乗せて屋台料理の列挙、主人公たちもおいしく味付けされて食べられそうになったり、敵を飴玉やカレー屋さんの激辛スパイスなどで撃退したりするそういう世界(そもそもの話の発端にも煮つけ料理が重大な意義を持ちます)なのに笑うだけで済まない結構深刻な問題が扱われてるからでありましょう
○深刻に扱われない深刻な問題、人を魅了する「面白さ」というものは案外それから生まれるのかもしれません
○まあ難しいことは考えずに南の島での冒険を楽しく観ましょう
"映画ちいかわ賛"へのコメント 0件