感情の爆発について

世界の存在と人間について(第6話)

山雪翔太

エセー

407文字

白鳥類は、人の感情の爆発について語る。そしてその解決方法について。

 感情の爆発について

 これはどうしようも無い事だ。人は誰しもそういう瞬間がある。

 時に世の中には普通に生きたいと言う者が居るが、その欲望は根本的に間違っている。

 申し訳ないが、世の中に「普通」に生きている人間は居ない。皆が普通では無い生き方を、普通と言っているだけなのだ。

 だから最初から普通の人生を送ろうなど思わない方がいい。

 人生という物は生きていると、周りの障害や自分自身の失敗によりメンタルがやられてくる。

 それは、鉄が錆び付いてくるのとよく似ている。そして錆び付くのと同じ様に、人間が悲しみに暮れるのも不可抗力なのだ。

 鉄は錆び付くと、サビ取りをする。それと同じ様に、人間も悲しみに暮れた時は思い切り泣いて、感情を爆発させなければならない。

 仮にそれをしなければ、完全に錆び付いて使い物にならなかった鉄と同じ様になってしまう。

 一人で発散しろ、という者に私は言いたい。

 そんな事は不可能だ。頼りたい時に頼れ。泣きたい時に泣け。

2023年6月23日公開

作品集『世界の存在と人間について』第6話 (全8話)

© 2023 山雪翔太

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