原稿は生き帰りの電車で読めないけれど、文庫本は読めるので、割と早くに規定部分まで読み終えていました。しかし、さっぱり分からない。
秋内が三途の川を渡りだして「えっ、そういう話なん? 走馬燈オチ?」という違和感がバリバリにあったが、これもまた何か仕組まれたものだろうか。何か壮大な核心が隠されているのだろうか。しかし永遠の新米名探偵曾根崎には分からない。話のトーン的に「実は死んでませんでしたー」の方が合う気がする。この話の色で本当に死んでいたら作者は空気が読めていない。または空気を間違えている。というか、秋内が死んだら誰が探偵になるんだ? 間宮先生か?
カーミナルシグナルについても調べてみたが、オービーが事故を引き起こしてしまった原因の行動には怯えがあるということだろうか。オービーが恐れている物……。何だろう。椎崎先生の離婚相手の名前がわざわざ出てきたあたり何か関係してそうな気はする。悟は実はオービーの習性を理解しており、わざと怯えさせ、混乱させ、陽介を殺させたのだろうか。それにしても、いくら妻を恨んでいたとしてわが子に手をかけるだろうか。そこが引っ掛かるのだが、悟は妻を苦しめるために我が子を殺す恨みの鬼なったのだ、としよう。
そして、自転車のワイヤーを切ったのは阿久津だ。筋トレで顔を見せないようにしていたのも、このためだ。秋内が顏を覚えていない事にも勘付いている。恐らくよく顔を忘れられる傾向にあり、秋山の様子からして、間違いなく忘れていると確信したのだろう。あからさまなタイミングで連絡が入り、あからさまなタイミングで怪しい人物がいたのだから、仮に実行犯じゃなかったとしてもグルだ。顔を忘れられていることを異様に強調されているので、彼の顔面には少なくとも何かしらの秘密があるはずだ。
あと、京也の本当に手に入れたいものは秋内だと思う。話しかけてきたわけだし、秋内の智佳への一目ぼれ同様一目ぼれだったのでは。女を抱けないのも実はゲイだからだが、歪んだマザーコンプレックスにより椎崎先生をソフレ(添い寝フレンド)にした。それにしても若くて綺麗な先生をママにするとはママに対する理想が高い。きっと京也の記憶の中で美化されたのだろう。思い出はいつも綺麗だけどそれだけじゃお腹が空くわ。
参加される皆さまへ私信。
名探偵破滅派は仕事なので(月末は休みを取りづらいため)参加できませんが、読んだので書きます。提出数少なくてそわそわしました。あと、原稿は大体できてるけど検閲してないのでします。すみません……。
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