生活の中の断片的な詩集

人間賛歌(第54話)

山雪翔太

155文字

生活の中での他愛も無い短い詩集です。

二度三度か咳をして

私を見る目は

ドライアイスに指を突っ込んだ冷たさに似ている

……

男数人黒い板を眺め

女数人黒い板を眺め

ランドセル抱えた子供は未来を眺める

……

文庫本数冊と

スマートフォン沢山

ヘルプマーク一枚

……

髪切りを辞め英語を教えんとす空きテナント

……

あまりにも短きスカートを

危なかっしく見る自らの

仕様がない老害根性

2025年5月14日公開

作品集『人間賛歌』第54話 (全66話)

© 2025 山雪翔太

読み終えたらレビューしてください

この作品のタグ

著者

リストに追加する

リスト機能とは、気になる作品をまとめておける機能です。公開と非公開が選べますので、 短編集として公開したり、お気に入りのリストとしてこっそり楽しむこともできます。


リスト機能を利用するにはログインする必要があります。

あなたの反応

ログインすると、星の数によって冷酷な評価を突きつけることができます。

作品の知性

作品の完成度

作品の構成

作品から得た感情

作品を読んで

作者の印象


この作品にはまだレビューがありません。ぜひレビューを残してください。

破滅チャートとは

"生活の中の断片的な詩集"へのコメント 0

コメントがありません。 寂しいので、ぜひコメントを残してください。

コメントを残してください

コメントをするにはユーザー登録をした上で ログインする必要があります。

作品に戻る