俺は一人で京都へ来ていた。山口でひきこもっていた十年間、最も俺がコミュニケーションをとっていた人物、平岩教授に会うためだった。 当時彼女と日常的にチャットをし、四百七十キロ近く離れた京都の大学ま…
今日は書けないかな、と思ったけど書きました。
普通、ふつう、フツウ…自分はノンケで偏差値や実家の経済力や家族の形態など、いわゆる一般的な環境で育ったと考えているので自分が普通だと思って生きて来たのですが、最近はよく分からなくなっています。こ…
細かい政治的シナリオを補強する参謀が必要だった。 ニシキが官僚や政治家のツテを辿って探し回っているが、ある種の俯瞰的な思考と様々なSUA組織の細部に通じている人材であり、かつSUAに反抗的な思想…
理屈抜きのアミューズメント
明けましておめでとうございます。正月から嘔吐した中野です。そういえば前々回?の合評会のコメントで東京のおすすめを教えていただきありがとうございました。本年もよろしくお願い申し上げます。
渚のアストロロジー〈2〉
葛野という男がニシキを経由して俺に会いたいと言ってきた。 彼も茂山同様元自衛軍、防衛大臣直属の中央即応集団特殊作戦群に所属していたエリート中のエリートだった。年は俺と同じ二十八、百九〇センチ以上…
いつも通り近所のスタバで書きました。お尻が痛くなりました。
渚のアストロロジー〈1〉 “死”に情けはない
歯科医の主人公がゾンビになってしまった妻を総入れ歯にして一緒に同居する話。
実家でちびちび書きました。ここにきてからずっと晴れています。
SUAを破壊できる情報機関を立ち上げるにあたって、必要な人員を集めなければならない。 まずは情報収集・工作のプロは不可欠な存在だ。 ニシキは官僚の人脈を利用して、俺を勧誘する前から既に退役した情…
僕にキスしたのは誰?〈14〉 荻堂亜男より先に死んでたまるか——
合評会参加作です。普通の家庭が欲しかった人の話です。たぶんそんな感じです。
俺が話を聞く限り、鷺沼ニシキの父は国立大学の脳科学者で厳格な人、母は専業主婦で穏やかな人だったようだ。清潔で優しさに満ちた家庭に育ったのだとおもう。戦争も父には関係なかったらしい。まるで別の国で…
破滅派に登録して、第一作目の小説作品です。純文学を意識しました。
わたしは大蔵アオイ、上野のスラムで男性相手の接客業をしている。 生活にこまることはないが、ずっと今の仕事はつづけたくない。 かといってほかの仕事ができるわけでもないし、結婚をすることもいまいちピ…