公園で、地面に絵を描いて遊んでいた兎を、主人公「俺」が誘拐する。2022年執筆。
文學界新人賞2次通過作品です。
またThemeです。螺旋は天と海底を向き夫人はその両方へ沈んでいく。 原稿用紙20枚ほどの詩です。
最終駅でしたセックスは凍えるようなガラスの匂いがした
箱根山にかかる綿雲をぼんやりと眺めながら浮かんできた詩です
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〈流星/結晶〉と〝砕いて光る〟残された白紙の頁に位置づける〝うみのはなし〟
彼女のはだは青白く、ほねが透けてみえるようだった。わたしはよくいたわってあげた。からだは病弱でよく風邪をひいては熱を出し、その都度わたしは看病したものだった。 いまわたしと彼女はそらを飛んでいる…
千里眼でも手品でもないから、ただそれじゃ、かげもかたちも
今まさに庭で野良猫が喧嘩をしています。どちらの猫も威嚇の雄たけびあげ、縄張を守るため必死に格闘しています。この詩はそのような状況で生まれました。
夏休み。嗚呼夏休み。夏休み。
またまたThemeです。『革命』という題の詩の試作なのか、あるいは革命自体を試作するのか。ポエトリーリーディングを意識して書きました。特に響きを。
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根屑のような気持ちを持つ人がいると安心します。
拾い物の坂を懐かしがる。
ぬめりと、翳りと、盲信と。ふたつの心臓が床下で鳴り、触れられなかった願いだけが浮いた。誰かの眼球をくべた焚火だ。いまも、どこかで、嗄れながら光っている。
山梨県北都留郡小菅村にあるキャンプ場を目指した時のことを詩にしました。まだ雪が残っていましたが、道はわりと走りやかったです。山の景色に身も心も洗われるような気分になりました。
国分寺市富士本にある東京都の中心、ではなく重心についてです。そもそも東京を指の上でバランスをとろうという発想が面白いですね。
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