短編から長編まで、多彩なジャンルのフィクションが揃っています。破滅派らしい物語をお楽しみください。
染色の刻は、夜半に訪れた。 海鳴りは風の息のやうに低く唸り、満ち潮の飛沫が小屋の羽目板を濡らす中、青玄は生成りの麻布を三尺ばかり切り揃へ、水槽に浸して固く絞つた。糊気を抜き、繊維の奥まで潮気…
人生最後かもの原稿なのでネットで幅広く読まれることを祈ります
千鶴が小屋に棲みつきしより、染物小屋の空気には、奇異なる凪が訪れた。 朝、引き潮の瀬戸より吹き込む風は、岩肌を削るやうに冷たく湿つてゐたが、千鶴はその風の中を物音も立てずに歩み、浜に打ち上げ…
実質的に家から追い出されたんだ。親が冬休みの間、親戚を泊めるとかでね。
「まつりの日」という友人の小説に添える何かを書いてくれと依頼されて、この掌編をエピローグとして書きました。
色は、痛みに似たり。 青玄の眼には、物心つきたる頃より、この世の凡百の事象が、過ちの如き鮮やかさをもつて映じてゐた。常人の眼が形を捉へ、光を分かつに留まるべきところを、青玄の瞳は、万象の底に…
詩集【月が枯れる】収録。2026年10月作。
康暦の世の、秋のことなり。 周防の国より長門の奥処へと、ただ独り草鞋の緒を締め直して巡礼の歩みを運ばせし僧・浄雲は、赤間関の荒れ果てたる浦にて、奇異なる裂を見たり。 その日は朝より陰欝なる…
群像五次通過、太宰治賞一次通過、すばると文藝賞一次落選の作品。 思い入れがあったので何回も送ったんですが、もう十分落ちたのでここに残します。 小さいころ、クラスや地域で疎んじられている人…
noteに書いてた小説を元ネタにしてアレンジして書きました。
これは実体験から書きました。あの日のことは、いまもまぶたの表に刻まれています!
誰かが呼んだよ、あなたを。でもそれは一体誰なんだろうね
この作品は本当にすばらしいんです、読んでください!
一疋の野良猫が見たのは、荒れ朽ちた京の様だった。屍体の転がる朱雀大路、偸盗の悲惨な五条大路、そして、生を見つけることに必死な八条大路の幸福人たち──。 処女作。江古田文学賞高校生部門××作
破滅派25号「児童文学」応募作品 15歳以下(中学生)対象 ホラー作品を書いてみました。 ツッコミどころは大量にありますが、そういうのもホラー作品の醍醐味だと思っております。
ありふれた、どこにでもありそうな普通のお話。 対象年齢は小学校低学年から未就学児以下。
『破滅派』25号(特集:児童文学)応募作。対象年齢:小学校2年生くらいまで。
涙ポトポトと溢れくる。まるで土砂降りの雨のよう。自らの死を意識した作品です。
破滅派は同人サークルから出発していまや出版社となりました。
破滅派の書籍は書店・通販サイトでお求めいただけます。