短編から長編まで、多彩なジャンルのフィクションが揃っています。破滅派らしい物語をお楽しみください。
聞くというのは、相手の声をうなずきの形に変えて、自分の体に通すことだ。 通したものは、簡単には抜けていかない。 だからわたしの一日は、いつも、誰かの昨日の声から始まる。
春風は嚔をした。 還り埃に塗れ燃ゆる。幻想掌編。
ある日、ホテルは閉まる。閉まったホテルから、人は、それぞれの場所へ、退室していく。それぞれの場所、というのは、家のことではないかもしれない。家でも職場でもない、もうひとつの、誰にも見られない、二…
四〇七号室には、誰のものでもないノートがあった。ノートは、書かれた日からずっと、誰かに読まれる日を、しずかに待っていた。千尋がそれを開いた夜、待っていたのは、ノートのほうではなかったのかもしれな…
ハンカチをわざと忘れていく男がいる。左耳のピアスばかり落としていく女がいる。兄のシャツを置いて帰ると決めた男がいる。何ひとつ置いていかないと決めた少女がいる。彼らに名前がつきはじめたとき、千尋は…
この作品は昔書いた作品です
ああああああああああああああああああああああああああ
看板の「パ」だけが消え、夜になると「ライソ」とだけ光るホテル・パライソ。そこに通う人々は、必ずしも恋人同士ではなかった。昼間に一人で来て眠る男、老母を連れてくる中年女、部屋でケーキだけ食べて帰る…
百合小説です。特に注目してもらいたいのは、主人公のこころの移り変わりです。
存在しない曲の、正確な目録。
僥倖だろうか──。掌編。
あああああああああ
雨の夜を走り抜ける。川の流れる方向へ。川に流されるように、降りやみそうにない雨に打たれながら。
第42回文学フリマ東京原稿応募作品です。
その出来事は、神保町のある歴史深い古本屋にて起こりました。 それはそれは、陽射しにやかれて浮いては流れる汗のようにじわり、じわりと嫌な感覚の残る、透明で奇妙な話に御座います。
近未来、というより少し外れた世界のお話です 破滅派投稿二回目
この作品はある心霊ライターが廃虚の病院に一つのタンバリンが置いてあり、謎の怪奇現象を追跡していくというホラー下ネタコメディある。
破滅派24号「人肉」応募作。
破滅派は同人サークルから出発していまや出版社となりました。
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