テレグラムってフィクションかと思ったら実在するんですね。へぇー。悪いことに使えちゃいますね! 薬の違法取引とかもできそう。
共犯者は複数人いるとかですかね。そのうち1人は火事場泥棒ならず火事場殺人。海斗くんが影が薄すぎて心配です。これで事件に関与していなかったら、完全にただただ親の事情に巻き込まれて、ただのトラウマを植え付けられた可哀想な子供になってしまうので何か関係していると考えたい。今どき子供もSNSくらいしている。桧山と知り合うこともあるだろう。テレグラムは日本語で使うには専用のパッチが必要らしいが、裕福な家のイマドキッズだったらそれくらい使いこなせるだろう。海斗がテレグラムで桧山と連絡をとりあって、ムカつく大人を殺した、という展開だったら面白いと思うので名探偵曾根崎はそうだと推理します。
おおよその殺人は海斗がテレグラムで桧山と一緒に嫌な大人を殺して社会をギャフンと言わせてやろう的な青い友情を育み、計画したもの。ネット上(ゲームかな?)で知り合った2人は仲を深め、お互いが抱えている絶望など深い話をするようになり「未来に希望が抱けない→じゃあ死ぬか→いや、こっちが死ぬのおかしくない?→じゃあ一緒に嫌な大人を殺そう!」という発想に至る。なぜ栗原夫婦なのか。なんか全体的に嫌味っぽいところがあったので、実は海斗にも何かやらかしていたのだろう。気づいていないだけでそういう場面があったのかもしれない。あるいは、なんか良い感じに2人が車庫に行く習慣を知っていたので「悪い大人」感のある2人を狙ったのかも知れない。ちなみに18章を読むまでは夜中に車庫に2人で行ったのはエッチなことしてたんだと思ってました。それを見て「大人は不潔!」と思って、この2人を殺すように指示を出したのかな、と思ったけど違ったのでよくわからない。
・桂子の殺人
元凶なので自分の手で殺したかった。海斗が近づければ桂子は絶対警戒しない。まさか顔見知りの12歳の子供にいきなり刺されるとは思いもしないだろう。子供ならいくらでも物陰にも隠れられる。海斗だけアリバイがないし、同じ家にいたのだから簡単に殺せる。疑いの目が向けられていないのは彼が子供だからだ。
・洋一の殺人
明らかに的場が異常ムーブをしているので、的場が火事場泥棒的な感じで火事場殺人したのである。安直すぎるかしら。ただ洋一の死体が見つかったのは騒ぎが起こる前なので、元々殺そうと思っていた。通り魔っぽく見せるために自分で自分を刺した。そんなことをしていると、なぜか周りで連続殺人が起こり始めたので便乗することにした。葉を隠すなら森の中! 安易すぎるか? でもそれはそれで、そうだったら面白い。
動機はなんか家族の恨みがあるっぽいことを言われていたので、それ。
・英輔の殺人
明らかに危険な状況の外へなぜか頑なに出て行って死んでいる。デキる薬剤師のはずなのに愚か。連続殺人現場で「俺は殺人犯と一緒に過ごすなんてごめんだ!」と部屋にこもって密室殺人で死ぬくらいの愚かな死に方だ。
しかも偶然性が高いので不自然。偶然外に出たのを偶然鉢合わせして殺されたのか?
これに関しては犯人は静枝だ。真実を暴くことで傷つく人もいるみたいな匂わせをしていたと思う。どこか忘れた。英輔が外に出たのを見て、「今だ」と思って殺してしまった。なんか事件が起こってるっぽいのでここで便乗して殺せばいける! と思ったのだろう。火事場泥棒ならず火事場殺人。動機は英輔または春那に思いを寄せていたから。英輔に思いを寄せていたが禁断の恋。殺せば永遠に春那から英輔を奪い取ることができる。春那の場合も似たようなもので、やはり禁断の恋。英輔を殺して自分が慰めれば自分にもチャンスができる。
やはり、色恋が絡むと、特に衝動的に刺してしまうこともあるだろうから、これはそのパターンだろう。
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