メニュー

元野サヤ

朔の日

246文字

一緒がほしいと思ってしまった

予想外のきもちで

受け入れるのもためらった

 

あたたかい空気

ぼくの右側からくる思いやり

「ほんとうに?」

「何かの錯覚かも」

そんな思いはしまっておくんだ

 

物じゃなくていいんだ

時間がほしいんだ

空間がほしい

とても贅沢なお願いだね

 

ごめん

 

一度壊れたものを

また作り直そうなんて

生半可な覚悟じゃできないと

分かっている

 

こんなに左に居たいのに

言ってしまえば楽なのに

右に居てくれるやさしさに

甘えてまた

冷える季節がきたのです

 

© 2017 朔の日 ( 2017年10月2日公開

読み終えたらレビューしてください

みんなの評価

0.0点(0件の評価)

ログインすると、星の数によって冷酷な評価を突きつけることができます。

  0
  0
  0
  0
  0
ログインするとレビュー感想をつけられるようになります。 ログインする

「元野サヤ」をリストに追加

リスト機能とは、気になる作品をまとめておける機能です。公開と非公開が選べますので、 あなたのアンソロジーとして共有したり、お気に入りのリストとしてこっそり楽しむこともできます。


リスト機能を利用するにはログインする必要があります。

"元野サヤ"へのコメント 0

コメントがありません。 寂しいので、ぜひコメントを残してください。

コメントを残してください

コメントをするにはユーザー登録をした上で ログインする必要があります。

作品に戻る