「ウームムム……コリアン・おマンマン……ムームムム……コリアン・おマムマム……」
また奴の寝言が聞こえる。どうせまた、夢の中でコリアン・おマンマンでもしゃぶっているのだろう。まったく奴ときたら、コリアン・おマンマンにしゃぶりつくことにしか興味がないと来てる、その点、俺はジャパニーズ・おマンマンにもチャイニーズ・おマンマンにもちんぽが勃つ。奴は、コリアン・おマンマンは一番清潔な匂いがすると言っている。「フランスのホテルの石鹸みたいな匂いがするんだよ」。奴はむかし一度だけパリを旅行したことを誇りに思ってる、いまだに白人が一番偉いと思ってる旧型のザコだ。奴は東大だとか京大だとか言われると「ガリ勉乙ぅー!まだ学歴で消耗してるの?」とかなんとか言って煽るし、それ以外の大学には「は?お主、Fランか?」とか言って煽るくせに、ハーバードと聞いただけでキンタマまで縮み上がらせてこう言うんだ、「わたくしめは、ヒトツバシ・univの出でございまして、ヒトツバシ・univといいますのは、大都会東京の元知事であり、障子ちんぽ東京であるところの、シンタロー・イシハラを輩出した以外に、さしたる実績のない、みすぼらしい文系大学東京でございます」俺は奴に言ってやったことがある、「そんなにハーバードがお好きならハーバード・おマンマンが一番いいじゃねえか、ハーバード・おマンマンでも探してしゃぶってこい!」しかし奴は首を縦にふらない、「ハーバードなんか、無理だよ、僕みたいなモンゴロイドが、まともに相手してもらえるわけないよ!」ハーバードにもモンゴロイドはいるはずだが、まるで碇シンジみたいなしおたれた顔でダダをこねて、結局家でコリアン・おマンマン型オナホール「ひと昔前のキム・テヒ バック素股スペシャル」で寝オチするまでペチャペチャやってやがる。『僕とスターの99日』の頃のキム・テヒこそが奴のもっとも理想とする女なんだ。
「ムームムム……ああ、テヒちゃん、テヒちゃん、いく、いくよ、ぼくと、一緒にイッテよ!」
やっぱりキム・テヒとやってやがる。俺に言わせりゃジャパニーズにもいくらだってスゲーおマンマンがいるんだが、奴は徹底的にコリアン・おマンマンにこだわっている。いずれ日韓の真の友好が達成されるとすれば、その時両国の橋渡し役にはこいつが適任なんじゃないか?
「……ハッ!ハァ、ハァ……夢か……」
「お前、一体どんな夢みてんだよ?」
「うん?仕事の夢さ。今度のクライアントは癖が強くてね、悪い人じゃないんだが、対応に少しばかり骨が折れる。あまり、休みの日に仕事のことは考えたくないんだがね……」
俺は何も言わなかった。しばらくすると外でドタドタと足音がして、俺の部屋のインターホンが鳴った。モニターを見るとそこには小さな丸メガネをかけた小男が鼻息を荒くして立っていた。
「上の階のものだが!」
「はい、上の階の方が何の御用で?」
「君の部屋から、『ウームムム……コリアン・おマンマン……ムームムム……コリアン・おマムマム……』という声がしたが、君の声か?」
「いや、そいつは俺じゃないね。奥で寝っ転がってるヒトツバシ・univの恥さらしさ」
「なんだと?我らが日本国の国立大学を出ておきながら、『ウームムム……コリアン・おマンマン……ムームムム……コリアン・おマムマム……』などと抜かす輩がいるのか?」
「それがいるんだよ。ツラでも拝んでいくかい?」
「ああ、ぜひ討論を申し込みたい。小生は、小江保珠三郎(しょうえ・ほしゅさぶろう)と申す者である!」
俺は面白そうな奴が来たと思って保珠三郎を部屋に上げた。保珠三郎はヒトツバシ・univの恥さらしを発見するや否や、いきなり「貴様ァー!!コリアン・おマンマンなど、触れることすら汚らわしい、劣等民族のおマンマンであるぞ!それを、コリアン・おマムマムなどと、幸せいっぱいにほざくとは、日本人としての誇りを忘れたかァー!!」と叫んだ。奴はびっくりしていたが、奴が三度のメシより大切に思っているコリアン・おマンマンを侮辱されたのだとすぐさま理解して反撃した。
「ナンジャてめー!!コリアン・おマンマンを一度でもすすった者なら、そのような妄言を垂れ流すことはできんはずだァー!!貴様、一度でも、コリアン・おマムマムをすすったことがあるのかァー!?」
「なァーい!!小生は《真の保守》を自認する者であり、したがって、婚前交渉は一切行なわぬ!!日本男児たるもの、婚姻を果たすまで童貞を死守すべきであり、手コキ・足コキ・フェラチオなどの虹色の技巧は、すなわち、婚姻を果たすまで童貞を守らんがために、日本国がみずから開発したものである!!また、《真の保守》なのならば、その保守の血潮に満ち満ちたちんぽは、コリアンや三国人に触れられれば、たちまちその硬度を失い、気高きイムポテンツを発症するであろう!!」
俺はマジにヤバイ奴が来たと思い、韓国出身の名うてのヤリマン・ジニョンを呼びつけた。ジニョンは美人すぎてTWICEにいても違和感がないほどだが、とにかく誰でもいいからセックスしたいという色キチガイだ。
「アニョハセヨー!コリアン・おマンマン、ぜんぜん汚なくないニダ☆ジニョンのおマンマン見たら、すぐわかるニダよォ☆」
「何を言うかァー!!小生は《真の保守》であるからして、純粋日本人のおマムマムのみが我が光輝あるティムポに……おむむっ!!!」
ジニョンが《真の保守》の血潮に満ち満ちたティムポに軽くキスをしただけで、ティムポからは我慢汁がぴゅっと飛び出した。ジニョンはニコリと笑ってそのままフェラチオに移行した。まったく、ジニョンのフェラってやつはいつ見てもいやらしいぜ……
「ぐ、ぐ、や、やめろ……け、汚らわしい、貴様の、コリアン唾液を、今すぐに、拭き取れ……ッ!」
「うーん?そんなこと言っちゃって、身体は正直ニダ☆もういいジャン、ホシュとかサヨクとか、ジニョンわかんないニダよぉ☆きもちければ、なんでもいいジャン☆」
ジニョンはついに保珠三郎のそそり立ったちんぽに自らのマンコをぴったんこさせようとし、保珠三郎は「貴様ァー!!我が保守の魂は、コリアン・おマンマンなどに決して屈せぬ、天皇陛下の放たれる高貴なる微光にふちどられた、鋼の意志であるぞ!!」とか何とか言いながら、腰はどう見てもまんこを求めて動いてしまっていた。そしてついに、天皇陛下の放たれる高貴なる微光にふちどられた《真の保守》の鋼の魂は、コリアン・おマンマンにパックリいかれちまった。
「あ、あああんっ♡ホシュっち、こんなすっごいおちんぽ、なんで今まで使わなかったニダ〜??世界人類の損失ニダよぉ☆あん♡あん♡」
「せ、世界人類だと!?貴様悪しきコスモポリタニズムの信奉者か!?戯言を抜かしおって……」
「だって、おちんぽにも、おマンマンにも、国境なんてないニダ☆すっごいおちんぽがあったら、ウリはそれがなにちんぽでもよいっ☆」
「バカな……純粋日本ちんぽおよび純粋日本おマンマンこそが世界最高の人間たる天皇陛下の祝福を受けた無上の性器であり、そしてその結合こそが……」
「へえ☆でも、ジニョンのおマムマムはどうニダ?中ですっごくすっごく、あなたのおちんぽ震えてるのがわかるニダ☆もう今にも出そうだけど、頑張って頑張ってやせ我慢してる、とってもかわいいおちんぽニダ☆」
ジニョンは保珠三郎にディープキスをしながら激しく腰を打ちつけ始めた。するとそれをヨダレ垂らして見てたヒトツバシ・univがいきなり「ハ、ハ、ハケンホーッ!!」と叫んで射精しちまった。奴はヒトツバシ・univの出身者としてしばらくはヘイゾー・タケナカを紹介していたが、自分が派遣切りに遭ってからは口にしなくなった。小江保珠三郎の方もそろそろヤバそうだ、両手で頭を抱えて悶えてやがる。
「ぬあああああ!!小生は、コリアン・おマムマムなどに、イカされはせぬ!!我・インポ・也!!我・インポ・也!!」
「なぁにゆってるニダ☆我慢なんかしなくてよいっ☆コリアン・おマンマンでイカされたぐらいで、ホシュっちは何も変わらない、ホシュっちはホシュっちのままジャン☆ほら、我慢しないで……ウリも、ウリももうイッちゃうニダよォー♡」
そのとき、小江保珠三郎は白目をむいて泡を吹き、身体を大きく痙攣させた。やがてジニョンのマンコから大量の白濁液が流れ出して、むっとする匂いが部屋じゅうに充満した。
「あぁン☆ホシュっち、妊娠しちゃったら責任とってよォ☆ふたりの愛の結晶、コリアン・ジャパニーズだねっ☆」
保珠三郎は虚ろな目で天井を見つめながら静かに涙を流していた。ジニョンはシャワーも浴びずにえちえちミニワンピを着て、「じゃ、ホシュっち、妊娠してたら連絡するニダね☆」と言い残して風のように部屋を去った。その後、保珠三郎はムクリと起き上がり「日本国は偉大なる大韓民国に行った非情な仕打ちの全てをただちに認め心より反省し日韓基本条約の協定に囚われることなく兄たる大韓民国の矜持あるいは精神の恢復に要するあらゆる賠償を行うべきものである」とつぶやいて、シャワーも浴びずに、服も着ないで出て行った。
"エメーリャエンコ・モロゾフ『モディフィカシオン』佐川恭一訳"へのコメント 0件