投稿一覧破滅派 4,257件

投稿を新着順に表示しています。

  1. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター)第13話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 7年前
    • 2,437文字

       (第13話)      3日後の夕方、内田が進捗状況を確認しに来た。    すでに3分の2まで書き上げている依本は、内心の得意気を隠しながら、プリントアウトした原稿を渡した。    しかし…

  2. でぶでよろよろの太陽(8章 の2) でぶでよろよろの太陽 / 小説

    • 勒野宇流
    • 7年前
    • 1,690文字

       (8章の2)      こんなにも感覚や意識がしっかりしている世界が夢だというなら、もしかしたら、現実の世界だって夢なのではないだろうか。わたしは自分の末に、一縷の希望を持った。このあと間…

  3. でぶでよろよろの太陽(8章 の1) でぶでよろよろの太陽 / 小説

    • 勒野宇流
    • 7年前
    • 2,499文字

       (8章の1)      わたしはずっと歩いている。「汗よ乾け」と念じていないので、全身汗まみれだ。この時代のシャツは吸水力が悪く、流れ落ちる汗でパンツまでもベトベトになっている。    小…

  4. でぶでよろよろの太陽  (7章 の4) でぶでよろよろの太陽 / 小説

    • 勒野宇流
    • 7年前
    • 2,121文字

       (7章の4)      わたしはまた、ふと思いだす。以前に一度、夕日を見つめていて思ったことを。    もしかしたら自分は死ぬとき、夕日を見たくなるのではないだろうか。きっと死ぬ間際になっ…

  5. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第12話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 7年前
    • 2,649文字

       (第12話)      謎の人物は伝説も生まれやすい。詠野Zにもいくつか噂があったが、その一つを抜き出すと、このようなすさまじいものだった。    それは詠野Zが、まるでタイピストが原稿を…

  6. でぶでよろよろの太陽  (7章 の3) でぶでよろよろの太陽 / 小説

    • 勒野宇流
    • 7年前
    • 2,249文字

       (7章の3)      翌日、点滴注射を受けているときに沢田が来た。腕の血管に取り付けた管にセットした大型の注射器を、医師が親指でゆっくり押す。赤味がかった液体が管を伝ってわたしの中に入っ…

  7. 人類皆殺人事件 小説

    • 九芽 英
    • 7年前
    • 4,084文字

    合評会2017年12月 お題「最後の事件」参加作品です。 子どもたちに夢を与える作品を目指して書きました。 締切に遅れましたこと、お許し願います。

  8. でぶでよろよろの太陽  (7章 の2) でぶでよろよろの太陽 / 小説

    • 勒野宇流
    • 7年前
    • 1,751文字

       (7章の2)      契約を交わしたとき、夢の中ですごす環境を考えておいてくれと言われた。ようは、3日間を生きる世界のことだ。地域も時代も問わないという。さすがに他の星や深海など、およそ…

  9. ニュービー最後の事件 小説

    • 高橋文樹
    • 7年前
    • 2,286文字

    2017年12月破滅派合評会参加作品参加作品。新米探偵(ニュービー)最後の事件とは。

  10. メメントモリ ピュール / 小説

    • 山本ハイジ
    • 7年前
    • 13,653文字

    悪魔の初恋

  11. マリー ピュール / 小説

    • 山本ハイジ
    • 7年前
    • 10,628文字

    少女は枠の中で燻っていた。

  12. カラスマル ピュール / 小説

    • 山本ハイジ
    • 7年前
    • 11,646文字

    少女は森の中で目覚めた。

  13. 南国美男子殺人事件 二十四のひとり / 小説

    • 藤城孝輔
    • 7年前
    • 4,092文字

    作品集『二十四のひとり』収録作。合評会2017年12月(テーマ「最後の事件」)応募作。

  14. でぶでよろよろの太陽  (7章 の1) でぶでよろよろの太陽 / 小説

    • 勒野宇流
    • 7年前
    • 2,119文字

       (7章の1)      病室から部屋を移され、機械が隙間なく並ぶ部屋で『業者A』の人間に囲まれることになった。いろいろな線を、そして管を、とっかえひっかえ体に付けられた。これが夢の世界に行…

  15. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第11話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 7年前
    • 1,841文字

       (第11話)      詠野説人。こう書いて「えいのぜっと」と読む。謎の作家で、プライベートな部分はほとんど知られていない。昭和30年代の生まれ、東京都出身、血液型A型、男。公式な情報とし…

  16. 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) 第10話 影なき小説家(ペイパーバック・ライター) / 小説

    • 勒野宇流
    • 7年前
    • 3,015文字

       (第10話)      伸びをした拍子に、店をぐるりと見回す。拘らないようにしているのだが、つい、あの女がいないかと探ってしまう。    女はいない。依本は落胆する。一目見れば、明日からま…

  17. でぶでよろよろの太陽(6章 の3) でぶでよろよろの太陽 / 小説

    • 勒野宇流
    • 7年前
    • 2,014文字

       (6章の3)      特別サービスについて、根を詰めてとうとうと話されたわけではない。もはや敵地に乗り込んでのそれなので、相手は強引にでもいい加減にでも、もっと言えば強制してでもできたは…

  18. 秘密 小説

    • 斧田小夜
    • 7年前
    • 3,971文字

    父が別人になっている――しかし家人は気づいていないようだ。一体何の目的で男はこの家に入り込んでいるのか? 2017年12月分合評会参加作品。