〈流星/結晶〉と〝砕いて光る〟残された白紙の頁に位置づける〝うみのはなし〟
闘いませんから 病気になりませんから 自分で自分を 盗りませんから
傷だらけの溝に埋まる、正体を、君と名付けて見ようとした。
千里眼でも手品でもないから、ただそれじゃ、かげもかたちも
今まさに庭で野良猫が喧嘩をしています。どちらの猫も威嚇の雄たけびあげ、縄張を守るため必死に格闘しています。この詩はそのような状況で生まれました。
英語詩を書いてみました。内なる宇宙、光、世界について。
またまたThemeです。『革命』という題の詩の試作なのか、あるいは革命自体を試作するのか。ポエトリーリーディングを意識して書きました。特に響きを。
やっぱりお薬手帳より預金通帳のほうがモテるんだなんて
最初に煉瓦を一片、 足元に置いたことから始まる 赤茶けた隙間にコンクリートを溶いては重ね続けた 微動だにせず、揺らしもしないで埋め、 背丈を追い越して …
根屑のような気持ちを持つ人がいると安心します。
拾い物の坂を懐かしがる。
いたずらするらくがきだ
一分くらいで思いついて書きました。意味は無い。
ぬめりと、翳りと、盲信と。ふたつの心臓が床下で鳴り、触れられなかった願いだけが浮いた。誰かの眼球をくべた焚火だ。いまも、どこかで、嗄れながら光っている。
山梨県北都留郡小菅村にあるキャンプ場を目指した時のことを詩にしました。まだ雪が残っていましたが、道はわりと走りやかったです。山の景色に身も心も洗われるような気分になりました。
国分寺市富士本にある東京都の中心、ではなく重心についてです。そもそも東京を指の上でバランスをとろうという発想が面白いですね。
真冬になると、つらつらと考えることです。
2008年作品。『唇は赤ければ赤いほど赤い』収録。
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