改ざんした鉄パイプの連鎖する音とどこまでも続く白い街並み。

廃棄物の流れを掴んでから呪文を唱えて滝行に唾を混入させる資力調査の女と赤子……。女子高校生の腕の中で書道を続けて二時間後に透明な物質の副産物と出撃されたアルコール・チャレンジの火炎の蠢き……。代表的なマスターベーション……。調節されたギアと回転しながら落下するエレベーター……。一等兵の軍曹と組織を破壊する鍵と開かれた眼底までの道にオーロラ色のメス……。

風が呼んでいる……。さらに風体から声と唾と胃液が聞こえる……。おれは自慢の一キロのコートを広げてから、露出している全ての陰茎を震わせて女性の無数の羽毛に耐える……。さらに夕焼けがおれの背中から上がってきて、おれの身体と全ての体毛と街並みの風景に鉱物のような輝きと嫉妬心をぶつけている……。
「神様が降臨したのか？」

するとシスターの女が小さくなったダンゴムシを咀嚼しながらおれの右隣りに立つ……。坂の頂点のおれたちは夕暮れの橙色の街を見下ろしてから煙草のような空気感に身を包む。
「でも、こうして焚火のような温かい彼女」
「採点だけだからな」

失態を煩わしく思ってから競走馬の脚に絡みつく……。ポニーテールが吹き飛んで全ての黒い衣服が発火する……。

白い謎めいている花について書かれている絵本を燃やす……。すると吐き出てきたガスが薔薇の形を取っておれの右足に絡みついてくる……。おれは慌ててから汗を拭って熱風の頬に肉の感触を撫でる。
「どうして理解力がおれを包むのだろうか？　最後まで叩きこんできた五度ほどの八百円がいつでも硝子のケースの中で蠢ていて破裂している……」

さらに向こうからやってきて過ぎ去っていくイメージの辣腕とした硬い物質……。浮かんでは消える脳裡の蠢きと色を付けられた真実の流れと煽動の果て……。

眼球が腫れて牢獄の連なる暗闇に溶け込んでいく娼婦……。販売の機種と選ばれた鉄の風味の腕の街……。落下して剣劇になる乳房の三つだけの懐かしい香り……。
「手でしこってくれよ、ペンウィー」

封鎖されていく性欲と義眼の複数のプラスチックな意味合い……。典型的な学校に行きついている乾燥した魚群。

脱臼と白い黒板と鏡合わせの生徒……。曰く、連結した泥に牙を向けて序列を試している。「掃除をするんだろ？　なら、いつまでも時間を気にしているつもりにはなれない。さらなる発展と臓器の売買に海を当てて、手の甲に広がる街に夕暮れを落とす」
「お前はいつでも夕暮れだな」
「まれに夕焼けにもなるぞ……」
「だからなんだっていうんだ。泥でも食ってろよ」

そして大学の複数に広がるカフェテリアに向かって券売機を破壊する衝動の女子……。似顔絵とクレヨンに射精して全てを粘液で汚す係の男……。

羞恥心を吸い取る街では、日中の学業の中で必ず芸術の筆の行き先が決まっている。さらに、向こう岸と言われる天国のような心地の中では、教師と呼ばれる三つの頭を持つ秘宝の山羊たちが、梯子の先に設置されている職員室の中で珈琲を飲んでいる……。
「これはエスプレッソ？」
「いいや、馬糞……」

さらに飲み干してさっさと退室する山羊……。

救われたメスの捌きと天空から降り注ぐはずだった万年筆……。人間たちが足を鳴らして空の空気と地底の空気と数学的な空気感を読み込んでコンピュータ室に入力している……。「五つの父だって？　それぞれの精子でぼくは構成されているのか？」コニュニティーの中腹で孕んでから昆虫的な首の崩壊に音を後から付ける。
「排他的？　それ以外になにかなかったのか？　いわゆる歴史と、授業の販売に敵う何かを求めているのですか？　いいえ、視力ではなにも与えられないし、老人はすぐに死亡する。最後に残るのはいつでもカカオのような苦い志だし、炎天下では蜃気楼のようなノロケと、やはりどこまでも続く洞窟のような挿入の口に窒を入れて脳を破壊するのです……」

呪文と共に博識なふりの学者と論文を読み上げる新作の発展装置。海苔を巻いてから医学の成り損ないを食らっているペンウィーとその助手。「ペンウィー医師が助手を取ると？　不確かだな……」

彼女はメスを取って助手の脳を食らっている……。さらに怪物になって黒い競走馬のためになる走りの薬剤に向かって蹴られてから自分の脳を分離して絵画に変換する……。

最後まで生き残っていた電力の園……。崩壊してから蘇って日の光に当てられている影のような焦げた物質……。「前線？　いいえ、私はどこまでも洞窟だし、身体には穴のような人間の営みと街と数学と教師がありますが……」

そしてコンビニエンスストアと間違い探しと幼女と衣服の羞恥心を読み込んでインターネットのような不確かで炭酸の泡で常駐している基地のターフ……。

無音の爆撃機……。落下する人間たちにインタビューをする少年。前立腺を摘出して喜んでいる赤飯の職人……。俳句のような流線形を選んでいる万年筆のマニア……。
「最後まで見ていてくれよ？」
「いやよ。私はオカマじゃない……」そして過ぎ去っていく流れのような立ち退きと頭痛たちによる必死の掃除用具……。

廃棄物と連続するタイミングの音……。一番最初に本質を見抜いた世界の隅々の村々の長……。「ダイレクトに進んで激突する人参の群れ……」
「動き出す人参だって？」室長はいつものように新聞紙を丸めて室内東のゴミ箱に向かう。「歯磨きよりも歴史的じゃないか！」そして屈んでから唾液を垂らしてゴミ箱を一杯にする……。

すると室内に新しい参謀が入り込んでくる……。彼は拡声器が物を話し、ラジオ体操のような手順で丁寧に次の操作を我々に調べてくれる。
「参謀。どうして君は春に向かってからここに来たんだ？」
「はあ？　おれはどこからどうみてもラーメンだし、廃棄されたばかりのパンじゃ、昔みたいに笑うこともできないだろ？」

二人の死亡推定時刻が噛み合って新しい便箋になる……。空中浮遊してから歌姫のような美しい薄紫の逃亡者に針が刺さる……。
「それで？　次はどんな身体を発光させるの？」
「股間」

ペンウィー医師はいつものようにココアを飲んでから立ち上がる。さらに机の上に乗りあげて助手の美しい顔面に唾を掛ける。「いい味だろ？」
「ココア味……」

助手は退職届をペンウィー医師に押し付けてその場から消える……。

基本的にペンウィー医師のやることは全て医学に通ずる……。そして彼女は白衣の中にいつでも投げられるメスを隠してる……。
「ペンウィー名医！　患者が息をしていませんっ！」
「それが彼の役目だし、我々はそれについて何か言う権利は無いよ」
「で、ですがっ」

ペンウィー医師は勢い良くメスを振り上げて助手の喉元を切る。
「しっかり学びたまえ。それとも助手よ、君は軽々しく患者の腹を裂くような愚かな医者に成り下がりたいのかい？」
「それはアンタだろ……」

助手は最期の一口まで朝食のハンバーグを思い描いて、歯列の間に挟まった焼酎の破片を吐き出して死んでいく……。
「まったく悲しいことだよ。火葬の手順が増えるじゃないか」

爆ぜてから終息する氷のような具体的な心情の流れ……。組織に吸収されて糞尿となる女の頭髪……。煌めく肉体と臓物と血液とふけの香り……。食材に成りえる歯列の行進する皮膚。
「永遠に覚えている……。私はわずかな象の最期の蠢きですら敏感に反応して飛び上がる……」
「君は私の銀行管理人だ……」

未来へと向かって消滅して前転のような人生を二度目の最中に送る消耗品の改良された小学生……。珈琲の腕力と生み出された短い授業の内容……。這いずり回る歩行のぶよぶよとした肉片。
「何度終わらせるの？」
「二度」

暗闇から素手が上がってきて全ての生徒のスカートを削ぎ取っている……。工場から出荷される友人の営みと虹色の輝く全身のぬめりのある薬……。「僕はそいつをいつでも待っている……。世界の中心だと思っていたにやけ顔と、それに付随する女子中学生の足の裏と汗の香りと薬の吹き飛ぶ無機質で邪魔な香り……」
「なんだと？　お前のブログを消滅させてもいいんだぞ？」
「そ、それだけは……」

そして恥さらしのスマート・フオンを取り出して過去の記録と共に妄想の原材料を診る……。椅子に座ってから立ち上がって、そのいくつかの筋肉の動作に感動する患者の努力の脳髄に白い暗号を当てる。
「どうして雷って打ったの？」
「趣味だよ。主治医の趣味」メス……。さらに鉄の風味の皿……。連続する人間関係の食事と解放された性行為までの道のり……。派手はテロリズム……。赤色のシンプルな道……。

大胆なココアの掃除……。素早く麺類に変換している鉄の動作の装置……。破裂する卵……。分身する未確認の銃器……。配達員の心情と作文にするためのインタビュー……。二日に発生した自由落下の食器洗浄……。「全部学校から来たこのだろ？　大胆だな……」
「コミュニケーション・デバイス」

新作の手術を執行する顎関節症の信頼関係……。野生の蛾……。鯨で発情する男……。プールに飛び込む非科学的な白い体毛……。自動車で購入を検討している空き缶と他力本願な受付係の女……。「博物館？　私は博士号よ？」
「君はただのマニアだろう？」

ペンウィー医師がココアを飲みながら新しいキーボードの助手に失態を当てる……。すると前転をする助手はさらなる発展のための工作に向かって室内から出ていく。
「君も前転かっ？」

次から次へと移り変わっていく季節のような手術台……。色を変形させて固形物にまとめている唯一無二のペンウィー・ドダー……。
「休憩しよう。いつものサンドバッグでも食べよう」
「おれはチョコで……」
「まったくけしからん」

セットになっている焚火の即席の熱……。入道の喜びと殺害による動機の管理官に質問する医学の助手の集団。
「スナイパーライフル……、いいや、マークスマンライフルか」

素手に取ってから名称を確かめる石で作られた斧と床……。消費されていくスナック菓子と開封の儀式と背中に貼りつく蛭の感触……。ゴーグルで監視している従業員たちとヘルメット職人と唯一のテントの針金……。落雷を選んでからスイッチを押す卵の形のカプセルと腐肉の巣……。
「どうして天候を操作するの？」
「セミナーだから……」

流出する情報と登ってから個々人の尊厳を破壊する銅のロケットランチャーの男……。水兵が溺れて関節を喪失する寒天のような物質と侵入するパッケージ……。

口から水滴を漏らしながら喉を潤している少年の時代……。抑揚と蕎麦と簡素な車と吹き飛んでいく風の昆虫的な飛翔……。輝かしい栄光のようなヒステリックの映像と、山間部を駆け巡る大きな足の蝸牛の成り損ないたち……。軍隊の調子と歴史的な瞬間に立ち会う記念品の馬……。
「雑巾だって？　ただの布じゃないのか？」

恐竜のような時代と死亡と滑走路と火焔たちと比べられない雑誌の終着地点……。壮大な音楽と円形のライト・アップと記録と万年筆のらくがき……。「発熱？　それとも歯車の空？」
「工業が埋め尽くされている空？」

トーテムポールのような頭の男たちが一斉に挨拶をして山羊を犯している。彼らは笛の音色と共に腰を動かして滝行のような建築と白色の体液によって夕食を決定する……。
「で、どっちがいい？」
「くらべられないよ……」素手で蜃気楼発生装置を撫でている少女……。オーロラ色の髪と黄金色の瞳と空色の肌の君……。
「アシュラ！」と叫んでから皮膚を掻きむしる男……。人相と仮面とタイトルからの我が儘などに貼りつく粘着質な長髪の男……。蟲たちが這いずり回って空を汚して綺麗な雲を攪乱している捕獲的な網の模様。「君は太陽を知らないの？」いわゆる連携……。さらに相対的な散歩の対敵と軍隊による一斉の廃棄物。「君は？」
「空色……。そして掃除……。それから早朝の、速度……。それから……」
「もういいさっ！」叫んでから椅子を捨てて温かい氷のように顔面を膨らませる。「君の話にはうんざりだ。どうして空色を信用していないの？　どうして少年のようなあどけなさと、さらに追加で降り注ぐ昼寝の喜びに浸らないの？」
「……惑星だから」

視力と研究室とそれらの様子と無限に続く問答……。大量の平和的解決方法……。脂を吸収して翌朝の試練に耐える研究室。
「実験だよ。実験」
「実験？　試験管に精液を入れるのが？」
「ああ。そうすることで新しい注文……。あるいは声の良いアナウンサーのような、滑舌を超越した早口のセンスに理解ができるさ……」

松明とシンボルとマンホールの重み……。前立腺に作られた街……。発展する洞窟と羞恥心の流れる血管のような小さな管……。
「ゲームがあるだろ？　あれって、どこまで想定された数学なんだろうな……」
「南」

真実と単語と下着の中の空気……。背徳感のあるアルコールと下山のための長いだけの靴……。用意された失言とふっくらとしたばかりの食パン……。
「君は脚フェチ？」
「いいえ……」

通りかかった姉のような風体の女に問いかけるニュース番組の男……。「なら、何フェチ？」
「方向……」という吐息と共に街並みの中に吸収されて宗教のようになっていく姉のような唯一の女……。
「君はこの街の中で一番背の高い女だ……」

次から次へと女が降ってくる街……。角質と脂と背中に潜んでいるフェチズムの怪物……。新天地に及ぶ大きなドリル……。
「発展したいくつかの人間の脳裡では、常に街の変動がある……」
「ところで君は最新の医学を学んだことがあるかい？」
「医学どころか生物学の知識すらありません……」
「ならどうしてこの刑務所に？」
「発展と街のため……」

戦場を支配する分裂した周波……。電波を繰り返して数式を解いているイギリス人……。「唯一のイギリスだって？　はは、それ以外になにがあるっていうんだ？」
「西の商店街があるだろ？　あれって、夕暮れ時になっても商売を続けているから、鏡みたいな顔の男たちが群がっていくんだ。女の子たちはそれを怖がって、機械みたいな調子で自分の弁当を落としてしまう。おれはそれをかき集めて新しい握り飯にしているんだ。ほら、これで最期まで生き残れるだろ？　おれは歴史の教科書と数学の教科書に同時に掲載されるのが夢なんだ……。応援してくれよ？　そうしないと、おれはアンタをギロチンにかけなくちゃならない……。カーマスートラとかちゃんと呼んでるか？　おれはあれがどんな本なのか知らないけど、前立腺を指で直接叩くのは気持ち良いと思うぜ？　なんだって？　現在進行形で発展している街がある？　お前は街ばっかりだな。脳裡にもそれが宿ってるんじゃないか？　それともお前の脳は全部が前立腺の機能なのか？　お前の頭は精液なんだな？」
「ねえ、どうしてそこまで長い話を壁に向かってしているの？」
「オナニーのためさ！」

そしてバンジージャンプのような見た目の自殺に取り組んで女の子に肉片を取り込ませている老人……。吐き気のする人格とそれらの否定と自立する茸の類の道化師……。「僕はピエロだよ。君だけのね……」

その類の呪文と一輪車の風の向きに対応して注射器を刺し込んでいるベルトの置き土産……。能動的な教育番組と消極的な大人のココア……。「ココアだって？　それは飲まなくちゃな……」

ペンウィー医師がいつでも街の裏側に潜んでいる……。数年前のゲームに夢中になっている少年を拉致して勝手に手術をしている……。「幼い人間に対する手術が、一番心地良いんだ……」
「タックルぐらいは使えるだろう？」
「でも無理強いだっ」

少年はコンプレックスの塊のような人生の中で、常にペンウィー医師の存在を意識していた。それは幼少期に送った手術の強硬の記憶の影響で、自分のスマート・フオンを持った彼は真っ先にペンウィー医師の予約を行った。
「まず質問させてくれ。どうしてこんなに無理やりな予約を？」
「あんたのウルフカットが綺麗だからだよっ」
「それは困った。まるで告白じゃないかっ！」
「……今のが告白じゃなかったら、アンタにとって何が告白なんだ？」
「切開」

伝説の詩……。そしてそれらを取り込んだ鳥類……。猛禽類の事情……。新聞紙を食んでいる父親……。無名の大統領……。
「晴れ晴れしいな……。それとも、娼婦のような確かな奴隷が必要か？」
「君たちは僕には理解できない言語で話しているんだな？」
「最期にはみんな、山羊になる……」

そして二日後のペンウィー医師は女児の腹を摘まんでその小さな脂肪量に驚く……。
「どうですか？　ペンウィー医師？」
「ふむ……。これは素晴らしい。普段からしっかりと脂肪吸引をしている証拠だな……」

新鮮な手術台の上で踊る男たち……。再開の開腹手術に選ばれた財団の目的と提示される無機質な作戦概要……。

休息として鍛冶屋の動画を観る……。サッカー選手の観戦に反省をする……。さらに侵食してくる女子高校生の誘惑と坂から上がって追い越してしまう欲求のタワーのような高さと鉄の硬さ……。完璧に間違っている無駄のある作文と電波的な怪物たちによる会議……。

面接して質問を回避するスーツの男たち……。針の先端で昆虫を殺害して可食の目標と飛び蹴りをスイッチで制御している昼寝の暴君。プラスチックの合金の扉を開いて内包された麺類を啜る課長……。「どうして汁を残すのですかっ？」

彼は軍隊のような模様の壁画とだけ結婚をしている……。医療行為を強いられている白色の発電機……。「さらに、未来と天候変化と教室の中心部に位置する破裂対象の膨れた腹……」

新しいフォルダと黄色いハンバーグ・プレート……。迷宮入りの授業内容と二時間に伸びた大学……。「君が火炎放射器で僕を焼いてくれたから、最期まで生き残ることができたんだ！」
「聞いて呆れるよ……。どうして私が工兵の真似をしなくちゃいけないの？」
「泥だからでしょう？　それとも人肉を食らうの？」
「はいぃ……」

流れる水のような返答でプラスチック爆弾を生成する未来の抑揚……。泥棒の一家に投げ込んで吸い付く湿った舌に浮かんだ模様……。

到達した立体的な文書を孕んでから前立腺の中の街に唾を挿入するコックの帽子……。針金のような生態の昆虫に尻から注入するべき薬品を使用して破裂を防ぐ行為……。
「太陽？　でも消耗品よ？」
「それでもおれは街に向かうさ……」

やがて迫ってから通り過ぎていく電車の流れと内科の波乱の予兆……。推測された短い動画時間の中と、館の最深部に保存されている冷たい白色のパッケージ。

おれたちは注射器のような人生の中で柑橘系の血液をようやく見つけ出し、散弾銃の中の機構に果てしない可能性と終了去れる人間の指の使い方を学んだ……。数えきれない生徒の波の中と、それらを封じ込めている財団の手順に惚れてから投てきし、全ての植民地の解放と電波的な文書の回収に勤しんでいる……。
「どうして財団は僕たちの錆びを選んでいるの？」
「有意義だからじゃないか？　おれたちはいつでも発展途上国だし、村だし、理解者だ……」
扉を開いて予備のトマトを投げる……。難易度の調節とネジの回転の数に三つほどのビルを倒して収集するマニアの歴史を享受する……。肉体の仕組みと指揮棒の仕組みの相違を確かめて馬に跨る。

高級なビールと泡と世界を見渡すための一対の眼球……。泥濘の温かさを全身で感じながら沈んでいく息遣い。吸い込まれて消滅するカプチーノのアコースティック・ギター……。冷えているスパゲッティ職人……。
「僕は父親らしい姿を一度も見せることができなかった……」
「誰だってそうさ！」という呪文と共に新作の滑り台から落下して頭のひびに水滴を垂らす少年のような姿の虎の男……。

猿と二匹だけの昆虫……。子供から摘出した脳みそと視神経に宿る街。なめらかなオーディオの曲が肩から流れて血管の全ての室内を潤している。

猛禽類の虹色……。口の奥から流れてくるいくつかの臓器……。医者の国とストーリー・マニアと咲き誇るラフレシアの生えた土……。
「階段？　ですが、うがいには理解があります……」
「掃除のためだな……」

どちらにもベランダの数式が当てたれて複数の鉄の檻に収容される。プレゼントとカクテルとロックと破片のような硬質な刃。
「破廉恥？　さては衣服の脱毛だな？」
「呪文でございまする……」

和装をした自衛隊員と顔面に貼りつく熱湯のような日程とカレンダー・マニアの捨てられた一室……。

水蒸気とビーズを分ける作業と購入するスプレー……。冒険の始まりの合図と昼の喜びとやってくる黄昏のような空気感……。
「全てのアイドルに彼氏が居ると思え……」
「男性アイドルは？」
「唯一無二のゲイ……」

気球から登場するマントの男と蹴りの達人……。悲鳴と硝子が崩壊する音と蜜柑の弾ける音……。週末の予定表に記入された生徒の出荷予定などが消耗するポンプのカリスマ……。
「盗まれた？　そんなわけ……」
「ですが証明問題です」
「ならさっさと殺せ！」
「はいぃ……」

終了して始まる文字の王国……。線路によって行き先を決定する秘書の女と水中に潜んでいるスーツの頭の無い男……。
「どうして彼が男だってわかったの？」
「寝たから……」

秘書が捨て台詞を吐いて女児の頭を撫でて公園を去る……。女児が後退してからロープのブランコに乗り上げて死亡する……。
「君！　テレビが入力された日数を知っているかい？」
「いいえ……」
「なら死刑だっ！」

そして男はコートの内側から散弾銃を取り出して二つある銃口を女に向ける。さらに頭の上の『Ｆ』ボタンを入力して新人のことを常に思い描く。目の前の女は力が抜けたように倒れてしまう……。

飛び出した週末の連鎖と甘美な連結機構のための二十代戦士たち……。平仮名の滑り出しと数冊だけの空き缶たち……。尿意の意義とテーブルの上だけの国家と立てかけられた旗の赤色が発展して触手のような滑らかで基本的な鉄の修繕を聞きこんでいる……。四角だけの世界と浮遊する人間のような四肢と気球に乗せられた深夜の電話。
「発展？　それとも葬式の行く末？」
「僕は答えることができないよ……」そして鳴り響く正体不明の音楽……。三時の針と削られた木片と実質的な弁当の廃棄予定表……。
「土なんだろ？　どうしても……」

波……、あるいは鉄で作られた釣り竿たち……。「愉快だな……。まったくもって消耗だ……」

耕す度に鉄が崩壊する音……。甘い香りの中に潜んでいる死体たちの踊り……。快適な映像の流れと水滴とプラスチックの爆弾が破裂する時間……。
「顔面？　いわゆる手芸だろ？」
「君は警察なのか？」
「いいえ……」

そして席から立ち上がってのこぎりの骨と木片の素手に渡す女児。
「これで受粉ができるの？」
「いいえ……」

品種改良の余地……。揺れ動く神々の自転たちと顔面に貼り付く素手……。海底と掃除機と頭だらけの合体の手順……。「素手が付いてるロケットがあったとして、それのスイッチを入れるとどうなるの？」
「知らないのかい？　実験が始まって全ての猛禽類が死ぬ！」
「恐怖的！」

ミスを知らない管理官のヤブは部長室の扉を叩いてから前転で爆弾を作る……。二階への階段を舐めてから滑り台の重要性とそれらが破裂する楽しみの感情に素直な力学を挿入して電話のスイッチを入れる……。
「どうせ誰にも耳垢を取ることができないんだよ……」
「頭が痛い……」

流れてから言葉の羅列を読み込んで九州あたりの麦の畑にスコップを入れて破廉恥な絵柄に数学をもたらす……。ビルディングの斜めった地底に変化の兆しを渡す……。

ベッドの民の電光掲示板……。液晶から溢れて伝染する電波の怪力……。「なあ、このコマーシャルの中にはどんな人間が入ってるの？」
「サンバ……」

証明写真に射精するツインテールの女……。係員たちの階段下りと都会に投げられた分度器の袴……。布が切れる音と太陽が蠢く音……。

そしてヤブが浮遊する円盤からの光によって立ち上がり、吸い込まれていくように収容される。
「あいつって宇宙人だったのか……」おれはココアをひっくり返しながら空高く舞うヤブの尻のしわで鴉を連想して射精する……。

黄金色の七味……。輝く猛禽類とペットの生きる意味……。消費される羽毛と揉みこまれた国語のセンスと塩分の過剰摂取とプールへの飛び込み……。

引き上がる血糖値……。さらにビニールシートと巻き上げられた魚類の影……。注射器の始まりと歩みによる棘の泥……。群がるパトカー……。体内に異動する巡査部長……。
「正直、君が医者であることを信じることができないよ……」
「なら、おれのメスを視ていろ……」

肉体の毒性と蜥蜴たちによる行進……。山羊たちが大量に抵抗して洞窟を掘っている……。暗雲を吐き出してから冷凍された肉を取り出して餡蜜を塗る……。