明日死ぬと
思わなければ生きてけない
悪夢のなかであたしは笑う
絶望に
絶望と絶望×絶望で
あたしのいちぶは今日もまた死ぬ
聞こえてる?
あたしは孤独なんかじゃない
助けたいなんて馬鹿にしないで
何度でも
狂って壊れてしまえばいい
この世に救いは何処にもないの
謝っても
許してなんてあげないの
苦しんだ末に死ねばいいのよ
首を吊れ!
だれかが叫ぶ。けどだれが?
ナンダ解ったあたしの声か
血に濡れた袖を捲りて
書を開き
Messiahの下に傍線を引く
腕に沈む
あまくゆがんだミルクいろの
リストカット痕にくちづけをする
「切らないで」
善意の言葉はいつだって
正しくって無責任なの
退屈な御婦人方よ
血みどろの
リストカット・ショーは如何か知らん
左腕
切れば切るほど胸に満ちる
この絶望をどうしたらいい?
学校のトイレに
篭って腕を切り
カッター片手に放心す我
青春を謳歌する
楽しげな少女たち
そのリストバンドの下には傷痕
知らぬうち
カツター切りつけほゝゑみぬ
痛む手首は血を流すけれど
"あたし"へのコメント 0件