黒猫は今でこそ不吉なイメージが付きまとうが、近代以前には幸福の象徴であったという。わたしは一仕事を終え、一軒の「くろねこ」という居酒屋で一杯ひっかけることにしたが、そこで出る飲食物は少し変わって…
僕なりに平成を振り返りながら書きました。「かける」は「指名する」を、「よろっと」は「そろそろ」を意味します。
私の名前とそれに対する侮辱についての、言葉の本当の意味における私小説。第一回SS合評投稿作品。
2024年5月合評会参加作品。詩を書いていたキモオタの青年がもう一回立ち上がるために、治療の夢を見る話です。叫んでるかなあ。部屋で叫んでます。
ロスジェネ世代の思想的なバックボーンであるサブカルチャーを95年〜00年代にかけて論じた宇野常寛『ゼロ年代の想像力』に紹介された概念をもとに、2010年以降、そして2020年のロスジェネ世代の思…
2014年の未発表作
お題『異世界転生』
西川口での飲み会からの帰り、俺は美しい日本と出会い……。
『笑う門には福きたる』……誰も死なない。幽霊や怨 霊なども出てこない。みんな笑顔で世界が平和になる、世にも恐ろしいお話です。平和とは? 幸せとは? 神による痛烈なアイロニー! あなたはこの恐怖に…
不要不急なのは一体なんだろう。そして誰がそれを判断するのだろうか?
合評会参加作です。普通の家庭が欲しかった人の話です。たぶんそんな感じです。
住宅街から県道に合流する道を伺った時点で、ひどく嫌な予感がしていた。そして今や、道路には大量の車が溢れており、少しも進まない。あちこちでピッピッとクラクションが鳴り、時々窓から顔を覗かす人々のボ…
お題『信じていない宗教に奉仕している聖職者が逃げ場のない深刻な事態に直面する話』
魂のカケラです。詩なので言葉では表現できません。
2020年11月合評会「ノスタルジア」参加作。
※2020年7月度合評会応募作品
古賀コンの5に出したくて書いたやつです。
2024年5月合評会参加作品。他力本願な作品になってしまいましたが、インド仏教の登場で他力本願が正当化された気がして少し精神的負担が軽くなってます。
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