「おかあさんといっしょの歴代お姉さんの中で誰が一番シコいか」
「は?」
「もういいよそういうの」
という声を皮切りに解散して溶けていく生徒たち……。国語専門の教師が指揮棒を振るって勇猛果敢な姿勢を提示する。
「ほら、真似ろ」
「先生! スカートの中が見えています!」
「これはそういうファッションだっ」
そして登山のための手順に四つの唾の玉を投げる……。「おれたちが最も輝く瞬間は? そうだ、歴史の授業だ……」
ということで机から歴史の教科書を取り出し、教師の顔に唾を飛ばす。女の教師は白のスーツで全てを防いで問題を取り出す。
「ではこの、問一、わかる人!」
「は、はいっ!」
「ではアラブルドくん!」
「わかりません!」
大きく宣言した白髪の彼は、二秒後には女教師の指揮棒によって頭蓋を崩壊させられている……。
酒の燃料の中で優秀な輝きを持っているロクデナシの新聞の著者と最低限の尻の軋轢……。「おい、痔になるぞ……」と編集長が叫んでいる。ここは肛門科なのか? 慢性的な頭痛で通っている精神科医にイラストを注文するぞ……。「どうして? 公園には何もなかったよ」
「だからっておれの尻を斬りつけることはないだろう……」風邪の太陽が交尾のなんたるかを抗議している……。「まぜこぜになっている衝動の色……?」
「明日に向けて裁縫をする必要があるな……」
「なら、間違い?」
「うん」素直な歴史と平均的な礼儀知らず……。
そして部長が前立腺の正しい使い方を抗議する……。おれたちは一つのまとまりの中でそれを見つけてから滑り台に唾を垂らす。
「誰の唾が一番最初に下に着くか、勝負しよう」
「いいよ」
きっちとした勝敗の爆弾と時限式の缶詰……。おれは神主の言う通りにして自分の腸をコンパスに記す……。
「ねえ、彼らは何を話しているの?」
「山羊語……」山羊なんだから山羊語を話すのは当然だろ……。
そして優秀なペトリコール……。たった二つだけのトランキライザー……。尿が青色になる……。おれの沈んだ右手……。濡れた猫。「寒さで己の自律神経を理解する……。大量のトマト……」おれたちだらけの野菜の収穫期間……。彼は終末山羊センターの職員専用エレベーターには最大で二人までしか乗れないという噂を律儀に信じている。そんな彼は朝礼の時間になると必ず、朝礼係の女を指さして、「その人だれ」だの、「僕の恋人だぞ!」だのと騒ぎ立てて朝礼の時間を一秒でも長く伸ばそうと企んでいる。
キャラメルの風味の渋い睾丸のようなモデルの精神科医の人間……。銀色のアソートを両断する力士の刀と吹き飛ぶ化石たちの苔の味を舌に……。さらにおれだけの木刀を右に……。そして……、太陽の退路を阻害してお馴染みの村たちに敬礼をする……。決勝戦のような袖のスポーツと取りこまれてしまったサーバー・ルームたち……。
唾液の香り……。脳を溶かした受験の香り……。そしてやってくる山羊の頭の博識な案内人……。
「アンタが指揮官?」
「いいえ……」そうしながら懐からえんどう豆のようなカプセルを取り出す。おれに賞状は必要無い……。おれは筆を折らない。
雑貨屋の男が黒服たちに襲われて同じ仮面を被されている。助けに入った連中も同様のトマトの香りがする衣服を身にまとっている。四足歩行で過ごすことを決意した消火器の火の連中……。
加速して過ぎ去って行く学校生活の風景……。スタッフの連続するファンファーレのような叫び声と交わるいくつかのマンホール……。サイズと轢死の授業……。蟻の大群で白飯を染めろ……。いいか、ボブ、おれは自分の土俵の上で糞をしてから最後の結晶の破片を口に入れる。そうすることで暫定的な太陽を月の裏に隠して百足を呼び込む……。
おれの宗教の中に主眼を置け……。さらに開口部から血を流して昆虫的な光に当てろ……。おれは予告の無い映画鑑賞を嫌うぞ……。
「うへぇ……。こりゃひどい……」
そしてボブは床で絵描きをしている幼児の腹を蹴り上げる。軽い幼児の身体は吹き飛び、そのまま壁に貼り付いて破裂して死に至る。
優秀な、『アラブルド』、は次回の百足の出現場所をなんとかして特定する。特殊捜査員のチームが動き出し、全ての文書の完成度に悲鳴を上げて喜ぶ。
ボブは、いくつかの最新の盗聴器を聞き比べて最高の盗聴ライフを送ろうと努力している。おれはそんな彼の右隣りでとんこつのラーメンをすすり、彼に煙たさを演出させる……。
謎の爆発が身を包む……。おれは港の街で形成されている白衣の男たちに百足の死骸をすすめる……。
「どうだい? 新鮮な百足だよ……」おれは段階的にとろけるゲイのような声で男たちに問いかける……。
「これは腐っているじゃないか」
「ダメだな……」
男たちはすぐに見切りをつけて去って行ってしまう……。おれは自分で並べた百足のカリカリの焼き物を必死に口に運ぶ……。「こりゃあ確かにダメだな……」
衝動的なダイナマイトの調子を取る……。さらに数学的な記録の中の文章を嗜む……。そうすることでゆったりとしたコンピュータ室の戸締りを完璧にこなす……。おれは数学者の切り札になる……。
二度ほどの対談……、最後の数式発行装置……、そして音を刻むだけのこけし……。もうなにもしたくないよ、ボブ……。「なるほどな」
"不規則的な電波塔とオーソドックス廃棄物。"へのコメント 0件