夢見

猫が眠る

エセー

518文字

高校生の頃に書いた作品です。

疲れて



もう、限界だって
囁く神様

怖ろしい夢しか 視えないのに
どこまで眠ろうとするのだろう

隙間に引きずり込まれた踵の
届かない爪から腐り、なおも落ち
ついには滴り、匂いの弾ける
目撃を、
指示してしまう
不自由な拘束のはずかしいこと

油断だけを閉じ込めて
暗さも明るさもない一定方向の変化に逆らう
我儘
われがまま

煩すぎて、聞こえない
神様

わたしだけの神様
だけど

同じ顔で窓際に立ち寄る
2対の落ちた膝が痛む それだけ

怯えた顔が視えない 怖い夢の赦し

自惚れてんのかしら

なんて もう夜は、だめだ

寝てしまおうとおもうのですが 早く起きることに憂いてしまい
きっとずっとこれが続くんだなあと思います

なんてことない嫌な予定があって それは、どうしても避けられないことで
上手に立ちまわっても後悔する
考えないでいればいい だけど考えずにいられない
考えもしない 思うということ思慮 意識
視界の隅が気になって眠れないわけじゃない

寝てしまう焦りと やりたいことへの時間と それをとる睡眠の必要性と
なんかもうだめみたいです いまは

遺書にならなけりゃいいなあだってこんなの辛すぎるぜ
寂しくないけど寂しいはずさ

なんかもう
月曜日無事に戻ってこれるといいな
携帯電話は学校においたままで 財布もいらねえや、はいはい

2020年12月6日公開

© 2020 猫が眠る

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