高橋文樹の投稿一覧 213件

  1. エエエアァクションンヌ!――あるいは、小説をドライブする要素について 評論

    • 高橋文樹
    • 2年前
    • 5,810文字

    欧米のエンターテインメント業界では、ストーリーを動かす要素として「アクション」という言葉が認知されている。この言葉を紹介するとともに、それが小説の速度にどのように関連しているかを論じる。

  2. 歩いていると不意に殴られた 小説

    • 高橋文樹
    • 2年前
    • 6,339文字

    保坂和志の小説論をパロった小説。保坂の『書きあぐねている人のための小説入門』を読んだところ、悪い例として「歩いていると不意に殴られた」という書き出しが挙げられていたので、逆にその書き出しで小説を…

  3. げにおそろしき人質御成敗前日譚 エセー

    • 高橋文樹
    • 2年前
    • 1,167文字

    2022年4月の名探偵破滅派参加作。米澤穂信『黒牢城』を題材にする。ネタバレを含むので、未読の方は注意されたし。

  4. 昔一度だけ優しくしてくれた親戚のような 評論

    • 高橋文樹
    • 2年前
    • 4,521文字

    2022年2月に急逝した西村賢太『苦役列車』を読み直したので、感想文。山谷感人に勝手に予告されたので書く。

  5. 結婚しており、かつ愛があるときに限り エセー

    • 高橋文樹
    • 2年前
    • 1,165文字

    名探偵破滅派『元年春之祭』参加作品。読者への挑戦状その2までを読み、これは女たちの愛と結婚に関する物語だと判断した。ネタバレを含むことを断っておく。

  6. レース ルポ

    • 高橋文樹
    • 2年前
    • 1,448文字

    2021年、破滅派での活動をすべて終えると宣言した山谷感人。彼の文学的な死について定期的に報告していく。まずは彼の現状とYouTube攻撃について。

  7. 六人の嘘つきな大学生とそこに混じりたい中年 エセー

    • 高橋文樹
    • 3年前
    • 1,277文字

    名探偵破滅派「六人の嘘つきな大学生」応募作品。ページ設定の妙により犯人がわかってしまったのだが、そこで私最後に残る「嘘つき」を見つけることにする。ネタバレ注意。

  8. 誰が生まれてない方が誰にとってよいか アンチナタリストIからの手紙 / エセー

    • 高橋文樹
    • 3年前
    • 9,471文字

    To be, or not to be. That is the question.——ハムレットはそう自問する。反出生主義によれば、明らかに生まれない方がよいのだが、では誰にとって良いのか、そ…

  9. メインテーマは依存 エセー

    • 高橋文樹
    • 3年前
    • 3,245文字

    名探偵破滅派第3回の応募作品。ただ、私は全部読み通していないので、なぜ全部読み通していないのかを本稿を通して訴えたい。

  10. 犯人は兄 エセー

    • 高橋文樹
    • 3年前
    • 929文字

    名探偵破滅派『元彼の遺言状』参加作。タイトルがすべて。ネタバレを含むので、未読の方はご了承ください。

  11. 良いデイヴィッドは死んだ アンチナタリストIからの手紙 / エセー

    • 高橋文樹
    • 3年前
    • 3,451文字

    良いデイヴィッドは死んだが、悪いデイヴィッドは生き残った——前者は20世紀を代表するロックスター、デイヴィッド・ボウイであり、後者は21世紀を代表する反出生主義者、デイヴィッド・べネターのことで…

  12. 梨田ヌルの注意深くも幸福なn/0の生涯 アンチナタリストIからの手紙 / 小説

    • 高橋文樹
    • 3年前
    • 11,003文字

    反出生主義者デヴィッド・ベネターの主張「存在しない人が幸福であるということは言えないが、存在することは害悪であると主張できる」を逆手に取り、「存在しなかった幸福な人の伝記」について書く。

  13. マッ、ママァーーッ! あるいは、おねロリを受け入れられないペド野郎に捧ぐバラード エセー

    • 高橋文樹
    • 3年前
    • 4,486文字

    本稿は第一回「名探偵破滅派」の題材である『神様ゲーム』の考察エッセーである。ネタバレを含んでいるので未読の方はその点ご了承ください。

  14. そんなネタ知らんわ 小説

    • 高橋文樹
    • 3年前
    • 1,113文字

    小説すばる2021年2月号にフラッシュフィクション「極端な一部の人」を掲載した記念に別のフラッシュフィクションを書いた。お笑い芸人の晴れの舞台に起きた事件を1,200文字以内にまとめる。

  15. 第五回中国国際科幻大会訪問記 ルポ

    • 高橋文樹
    • 3年前
    • 11,557文字

    2019年11月、中国は成都で開催された中国国際科幻大会に参加していたにもかかわらず活字としてその記録を残していなかったので、ここに記す。『三体』という国際的ベストセラーを生み出すにいたった中国…

  16. 同意の前に 小説

    • 高橋文樹
    • 3年前
    • 1,367文字

    「掟の門」著・フランツ・カフカ、訳・池内紀『カフカ短編集』岩波文庫、1987年を元にした。「性的同意」が話題になっているので15分で書いた。タイトルを「同意の前」としたのは、「掟の門」の原題が"…

  17. おんなたちの声がきこえる

    • 高橋文樹
    • 4年前
    • 591文字

    少し遅れたが、幼い頃の冬の夜についての記憶。メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!

  18. 人生を台無しにするちらかしの魔法 小説

    • 高橋文樹
    • 4年前
    • 16,813文字

    タイトルを思いついてからすぐに書き始めたが、発表の機会がなかった。本日、アメリカでブレイクした「こんまり」が散々人に物を捨てさせた挙句、その空いたスペースに彼女のオリジナルグッズを売りつけようと…