寒うなって来ました。皆様は健やかに暮らしておるでしょうか?

さて先日、水木しげる先生が他界され想う事を徒然のままに。

僕が所謂、ネットをやり始めたのは往時、奇妙な縁で知り合い同居人だった破滅派・主幹から「今度、Web雑誌をやるから、てめえもパソコンくらい買って宣伝しろ」の流れで(←この辺りは高橋文樹著・フェイタルコネクションでハナシ千倍に卑下されているが、読むべし)僕は結局、ネットの大富豪に嵌まった訳だが(←一時期、ヤフー大富豪で三万人中、六位へ。長い戦いだった……)、まあ宣伝もした訳ですね。

その時、漠然と釣り文句でアップしたのが「鬼太郎は青年期になると、阿片中毒になるわ、売春宿に通うわ、目玉の親父を殴るわで、逆にネズミ男から説教されます。だが、それがリアルで美しい」の台詞であり(←これは現在、入手困難であるが作品として事実)何故か、食い付いて来た方々も居た。で、君は破滅するのか、と?

今は、その時の、繋がりを保持している人は少なくなりましたが、水木しげる先生の他界を聴いて、その辺りの諸々な状況がフィードバックして嗚咽しましたね、ええ、三秒くらいですが。

連載し、一部の好事家だけに御愛顧を頂いている『中洲バードウォッチング愛好会』。残り一万字ほどをネットへ打ち込み、後は私小説論を、ちょろチョロチョロっと書けば終わりなのですが、僕は現在、ネットカフェでしか打ち込みをしない故(←コレが凄く大儀である、短文はスマホでやるが)ダラダラながら年末には公開したい所存。要するに、僕は十年前にパソコンをレクチャーされても、水木先生と似て、旧世代へ拘っていると美化しておきたい。

因みに個人的にも『破滅派』掲載の作品は全て拝見させて貰っているが、最近、面白い新人が増えて来たね。では年末も諸君、お互いに励んで行こう、サリュー。